ITパスポートに“プログラミング問題”はあるのか?
「ITパスポートって、プログラミングも出るんでしょ?苦手だから捨てようかな…」
そんな声をよく耳にします。たしかに、ITパスポート試験にはプログラミングに関連する問題が登場します。しかし、まず押さえておきたいのは、「ITパスポートにおけるプログラミング問題」は**“実装”や“コード記述”を問う試験ではない**ということです。
実際に問われるのは、以下のようなレベルです。
- フローチャートの読解(どの処理結果になるか)
- アルゴリズムの基本的な理解(繰り返し処理、条件分岐)
- プログラムの動作結果の予測
つまり、「コードが書けるようになる必要はない」し、「JavaやPythonを勉強しておく必要もない」のです。
“捨てる”かどうかの判断基準
とはいえ、「どうしてもフローチャートが苦手」「条件分岐の問題は見ただけで拒否反応が出る」という方もいるでしょう。そういう方にとっては、“プログラミング問題は捨てる”という戦略も選択肢のひとつです。
実際、ITパスポートは1000点満点中600点が合格ライン。出題数は全部で100問ですが、テクノロジ系(計算やプログラミング含む)はそのうちの35問前後。仮にプログラミング系の問題が5~10問あったとしても、ほかのジャンルで点を取れれば十分合格可能です。
しかし、やみくもに「捨てる」と決める前に、まず出題範囲を正しく理解して、自分にとって本当に難しいのかを確認するのが第一歩です。
coffeeの経験談:私も最初は「フローチャート、意味不明」でした
私自身、理系出身とはいえ、ITパスポートを受験した2024年の時点では、プログラミングの知識はゼロでした。実務でコードを書くこともなければ、フローチャートもほとんど触れたことがなかったのです。
しかし、参考書1冊とスタディングのITパスポート講座を使って基本をさらうだけで、「このレベルなら解ける」と思えるようになりました。実際、プログラミングの分野も“捨てずに済んだ”のです。
実際に私がITパスポートを受けた際の記事はこちらに記載しております。👇
「プログラミングを捨てるなら、どこで点を取る?」──得点源はストラテジとマネジメントにあり!
ITパスポートの構成を把握しよう
ITパスポート試験は、以下の3分野で構成されています。
分野名 | 出題割合(目安) | 内容例 |
---|---|---|
ストラテジ系 | 約35問 | 経営戦略、マーケティング、会計、法務など |
マネジメント系 | 約20問 | プロジェクト管理、サービスマネジメント、システム監査 |
テクノロジ系 | 約45問 | コンピュータ、ネットワーク、セキュリティ、アルゴリズムなど |
つまり、プログラミングを含むテクノロジ系が全体の4割強を占めるとはいえ、ストラテジ系とマネジメント系で約半分をカバーできるのです。
これらの分野は、暗記ベースで比較的対応しやすいのが特徴。経営や法律、マネジメントに興味のある方なら、「プログラミングを捨てる」代わりに得点源にしやすいでしょう。
ストラテジ系は“暗記で勝負”できる
特に「ストラテジ系」は、ITの知識というよりも、ビジネス一般の基礎知識が問われます。たとえば:
- SWOT分析やPDCAサイクル
- コンテンツマーケティングやWeb広告の仕組み
- 損益計算書(PL)や貸借対照表(BS)の基本
このあたりは、IT職でなくても実社会で頻出する用語ばかり。暗記+用語理解だけでも得点可能です。
💡 書籍紹介:
📘『キタミ式イラストIT塾 ITパスポート』(技術評論社)
図解が多く、初学者でもスラスラと読み進められる入門書の定番。
「知識ゼロからでも本当に理解できる」という評価が高く、口コミでも支持されています。
マネジメント系は「仕組み」を理解すれば怖くない
マネジメント系では、プロジェクトの進め方やサービス管理の基本、リスク対応などが問われます。
- WBS(作業分解構造)やガントチャートの読み方
- SLA(サービスレベル合意)の意味
- システム障害対応フロー
こちらも「コードを理解する」必要はゼロ。実務経験がある社会人や、理系・文系問わず学習しやすい分野です。
「プログラミングが不安…」それでも合格できる勉強法と教材の選び方
“捨てる”にも戦略が必要
「プログラミングはどうしても無理だから捨てる」
この選択はアリです。ただし、やみくもに捨てるのではなく、「それ以外の分野で確実に点を取る仕組み」を作らなければ合格はできません。
そこで重要になるのが、“自分の弱点をカバーしながら効率よくインプットできる教材選び”です。参考書やYouTubeで情報を集めるのも良いですが、実際には以下のような悩みにぶつかることもあります。
- 「何から勉強していいか分からない」
- 「ストラテジ系が広すぎて挫折しそう」
- 「解説のレベル感が合っていない」
こうした状況に陥ると、モチベーションが下がって勉強が止まってしまうこともあります。
プログラミングに不安がある人ほど“動画+スマホ学習”がおすすめ
私自身、ITパスポート合格までに複数の教材を試しましたが、「動画で体系的に解説してくれる講座」が最も理解しやすかったと感じています。特にプログラミングやフローチャートの分野は、文字だけの説明では分かりづらいのです。
そこでおすすめなのが、スタディングのITパスポート講座です。
📱 スタディング ITパスポート講座(スマホ完結OK)
- 通勤中やスキマ時間にスマホで動画視聴可能
- 出るところに絞った効率的なカリキュラム
- 難しい分野は図解・アニメーションで視覚的に理解
- ストラテジ系やマネジメント系もしっかり網羅

私が2024年に合格した際も、このスタディング講座を軸に学習スケジュールを組んでいました。特にありがたかったのが、「フローチャートはこう読む」といった視覚的な解説です。独学では理解しにくかった分野も、あっさり腑に落ちました。
IT初心者や文系の方でも安心して取り組める設計なので、「プログラミングが苦手=ITパスポートは無理」と諦めてしまう前に、まずはこうした講座を活用してみるのも一つの手です。
ITパスポート合格は“ゴール”ではない──その先のキャリアにつなげよう
「資格を取ったけど、このあとどうしよう?」が一番多い悩み
ITパスポートを取得した人の中には、こんな声も少なくありません。
- 「転職で評価されるのかな?」
- 「これって本当にキャリアに活きるの?」
- 「次に何をすればいいか分からない…」
ITパスポートは国家資格であり、ITリテラシーを証明する客観的な指標にはなりますが、それ単体で即・エンジニアになれるわけではないのも事実です。だからこそ、「次にどこに進むのか」を考えることが重要です。
IT未経験でも“次の一歩”を踏み出せる時代
最近では、IT未経験者を歓迎するエンジニア育成&転職支援サービスが増えてきました。その中でも、特に注目されているのが【TECHHUB NewBie(テックハブ・ニュービー)】です。
💼 TECHHUB NewBie(エンキャリア株式会社運営)とは?
- 完全未経験者歓迎:ITパスポートレベルの知識でもOK
- ITエンジニア職に特化:インフラ、開発、テストなど多様な職種
- 履歴書・職務経歴書の添削、面接対策も無料でサポート
- オンライン完結のキャリア支援:働きながらでもOK
- 20代~30代のキャリアチェンジ実績も多数

実際、私の周囲にもITパスポート取得後にTECHHUB経由で未経験からインフラエンジニアに転職した人がいます。「理系だったけどITの現場は初めて」という人でも、キャリアアドバイザーの支援を受けながら確実に一歩ずつステップアップしていました。
プログラミングが苦手でも、「ネットワークやセキュリティの運用監視」「社内システムの保守運用」など、コードを書かないIT職も多数存在します。
ITパスポート合格は、そのための“入口”なのです。
まとめ:「ITパスポートでプログラミングは捨てていい?」の答えと効果的な勉強法
この記事では、「ITパスポート試験においてプログラミングを捨てることはありか?」というテーマを深掘りしました。
まず、ITパスポートのプログラミング問題は実際のコードを書くわけではなく、フローチャートや基本的なアルゴリズムの理解が問われるレベルであることを説明しました。とはいえ、苦手意識が強ければ「捨てる」という選択肢も戦略としては成立します。
しかし「捨てる」と決めたならば、ストラテジ系・マネジメント系の分野でしっかり点数を取ることが不可欠です。これらの分野は暗記や用語理解でカバーでき、プログラミングよりも難易度が低いことが多いです。
また、プログラミングやテクノロジ系が苦手な方ほど、動画講座やスマホ学習を取り入れた効率的な学習法が効果的です。私自身もスタディングのITパスポート講座を活用し、効率的に理解を深めることができました。
そしてITパスポート合格後は、その資格を足掛かりに、未経験者向けのIT転職支援サービスを利用しながらキャリアを築くことができます。完全未経験歓迎で手厚いサポートがあるTECHHUB NewBieのようなサービスも選択肢のひとつです。
ITパスポートの次にどんな資格を目指せばいいか悩んでいる方や、基本情報技術者・応用情報技術者についても知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください:
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