【現役企業内弁理士が語る】基本情報技術者試験合格の実体験!~プログラミング初心者でも150時間で合格できた理由~

IT系資格

こんにちは!今回は、基本情報技術者試験に合格した実体験をお伝えします。私は弁理士として企業内で働いており、IT業務には直接携わっていませんが、ITの基礎知識が必要だと感じて勉強を始めました。プログラミング経験ゼロからの挑戦だったので、皆さんにも役立つ情報をお届けしたいと思います。

2024年7月に受験し、無事に合格を果たした結果をご報告します。特に、プログラミング未経験でも150〜200時間の学習で合格できた理由をお伝えしますので、これから受験を考えている方やITスキルを磨きたい方にとって参考になるかもしれません。

目次

  1. 基本情報技術者試験とは?
  2. 私の試験結果
  3. 試験内容の詳細
  4. 私の学習方法と勉強時間
  5. スタディングを利用した感想
  6. 実務未経験者のB問題対策
  7. 試験合格のためのポイント

基本情報技術者試験とは?

基本情報技術者試験は、情報処理推進機構(IPA)が主催する国家資格の一つで、ITエンジニアをはじめとした「デジタル人材」の登竜門とされています。この試験の内容は、技術系だけでなく、マネジメントや戦略系にも触れるため、ITに関する基本的な知識を幅広く学べる試験です。

ITパスポートに合格した際の記事についてはこちらをご参照ください。

試験の概要

  • 試験形式: CBT方式(コンピューターで実施)
  • 試験科目: 科目A(知識系)と科目B(プログラミング系)
  • 受験対象者: IT初心者からエンジニアまで幅広く対応
  • 合格率: 令和5年度は47.1%(易化傾向)

この試験は、コンピュータシステムやアルゴリズム、セキュリティの基礎を理解するために非常に重要です。私も弁理士として、今後さらにITリテラシーを向上させるために受験しました。


私の試験結果

さて、肝心の試験結果についてですが、2024年7月に受験した結果は次の通りです:

  • 科目A: 770点 / 1000点(合格点 600点)
  • 科目B: 735点 / 1000点(合格点 600点)

なんとかギリギリで合格できましたが、特に科目B(プログラミング)では非常に苦戦しました。プログラミング経験ゼロだったので、試験の準備にかなりの時間と工夫が必要でした。しかし、無事に合格できたことで、ITの基礎知識がしっかり身に付いたと実感しています。


試験内容の詳細

科目A: 基礎知識と計算問題

科目Aでは、ITの基礎からマネジメントまで幅広い範囲が出題されます。出題範囲には以下のような分野があります:

  • テクノロジ系(コンピュータシステム、開発技術)
  • マネジメント系(プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント)
  • ストラテジ系(システム戦略、企業と法務)

サンプル問題(科目A)

「ボットネットにおけるC&Cサーバの役割として、適切なものはどれか?」

  • ア) Webサイトのコンテンツをキャッシュし、本来のサーバに代わってコンテンツを利用者に配信する
  • イ) 利用者認証時のパスワード盗聴を防止する
  • ウ) ワンタイムパスワードを発行することにより、認証時のパスワード盗聴を防ぐ
  • エ) 侵入したコンピュータに対して、不正な操作をするよう外部から命令を出す

科目B: プログラミングとアルゴリズム

科目Bでは、主に疑似言語を用いた問題が出題されます。プログラミングの基礎やアルゴリズム、情報セキュリティの知識が問われます。特に、問題解決のための論理的思考が求められます。

サンプル問題(科目B)

「以下のプログラム中に入れる正しい答えを選びなさい」

pseudoコードをコピーする整数型: fee(整数型: age)
整数型: ret
if (age <= 3)
 ret ← 100
elseif (  )
 ret ← 300
else
 ret ← 500
endif
return ret

解答群:

  • ア) (age が 4 以上) and (age が 9 より小さい)
  • イ) (age が 4 と等しい) or (age が 9 と等しい)
  • ウ) (age が 4 より大きい) and (age が 9 以下)
  • エ) age が 4 以上

私の学習方法と勉強時間

試験勉強のために費やした時間は、150〜200時間程度です。私は、以下のように学習を進めました。

  1. ITパスポート試験の合格後、勢いで基本情報技術者試験を受験
    • ITパスポート試験に合格した後、そのままの勢いで基本情報技術者試験を受けることにしました。ITパスポートの勉強が役立ち、基礎的な知識が身についていたので、スムーズに学習を進めることができました。
  2. 学習時間の配分
    • 毎日の勉強時間は1〜2時間程度。最初は難しい問題もありましたが、徐々に理解が深まりました。
  3. 重要なポイントを繰り返し学習
    • 試験内容が広いため、重要なポイントを重点的に学びました。特に、科目Bのプログラミング部分は繰り返し演習を行い、理解を深めました。

スタディングを利用した感想

私は、スタディングというオンライン学習サービスを利用して試験準備を進めました。スタディングの特徴としては、次の点が非常に役立ちました。

ご興味がある方はこちらから無料体験もできます。

  • 聞き流し学習: 再生速度を調整できるため、隙間時間を活用して学習できました。
  • 初学者向けの丁寧な解説: プログラミング未経験の私でも理解できるように、基礎からしっかり解説してくれました。
  • 直前対策模試: オリジナルの直前対策模試があり、実際の試験に近い形式で練習できました。

実務未経験者のB問題対策

私はプログラミングの実務経験が全くなかったため、**科目B(プログラミング問題)**の演習には特に時間をかけました。以下の対策を行いました。

  1. YouTubeでの解説動画視聴
    • 【初心者向け】基本情報技術者試験 科目B|アルゴリズムをゼロから理解するという動画を繰り返し視聴し、理解を深めました。
  2. 問題集を購入
    • 演習が不足していると感じたため、オリジナル問題集を購入し、さらに問題を解くことで実践力を高めました。以下の問題集がおすすめです。

試験合格のためのポイント

最後に、基本情報技術者試験に合格するためのポイントをお伝えします。

  1. 早めに試験範囲を把握する
    • 早期に試験範囲を確認し、効率よく学習を進めることが大切です。
  2. 繰り返し問題を解く
    • 特に科目Bは演習が重要。問題集を繰り返し解き、理解を深めることが必要です。
  3. 集中して学習時間を確保する
    • 毎日少しずつ学習を続けることで、試験前に焦ることなく合格ラインをクリアできます。

このように、プログラミング初心者でもしっかりと対策をすれば、基本情報技術者試験に合格することができます。これから受験する方々には、参考にしていただければと思います!

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