ITパスポートって“恥ずかしい資格”なの?素朴な疑問に答えます

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「ITパスポートって、簡単すぎて持ってても恥ずかしいんじゃない?」

そんな声を、SNSや知恵袋などで目にしたことがあるかもしれません。特に、理系出身やIT業界に詳しい人からすると「今さらそんな初歩的な資格を…?」という雰囲気を感じることもあるでしょう。

しかし、結論から言えばITパスポートは決して“恥ずかしい資格”ではありません。むしろ持っていることに意義がある、と自信を持って言えます。

なぜこのような誤解が生まれるのでしょうか?
また、ITパスポートを取得する価値とは?
そして、どんな人がITパスポートを取るべきなのでしょうか?

本記事では、ITパスポートを実際に取得した筆者(2024年6月合格)の視点から、資格の意義やメリット、周囲の見られ方、キャリアへの活かし方まで、徹底的に解説します。

実際に私がITパスポートを受けた際の記事はこちらに記載しております。👇

第1章:「ITパスポート=恥ずかしい」と言われる3つの理由

1. 合格率が高い(50%以上)から

ITパスポートの合格率は、令和以降のデータを見ると常に50%〜60%前後をキープしています。他の国家試験と比較しても、この数字はかなり高め。
そのため、「誰でも受かる」といったイメージが先行しやすく、難関資格至上主義の人から“恥ずかしい”と見られてしまう背景があります。

2. 学生や新卒がよく受けるから

ITパスポートは高校生・大学生の受験者が多く、就職活動の一環として取得するケースも増えています。そのため、「社会人になってから取るのはダサいのでは?」と考える人もいます。

しかし、これはまったくの誤解です。社会人であっても、ITや経営に関する基本的なリテラシーを学び直すことは大きな武器になります。

3. IT業界にいる人ほど“当たり前”に思ってしまう

IT系の職種についていると、ITパスポートで学ぶ「情報セキュリティ」や「ネットワーク」などの知識は“常識”のように感じられることがあります。
しかし、実際には多くの非IT系社会人や学生にとって、それらの知識は非常に新しく、学びがいのあるものなのです。

第2章:ITパスポートは“むしろ価値ある資格”である3つの理由

1. ITリテラシーを可視化できる数少ない国家資格

ITパスポートは経済産業省が実施する国家試験であり、合格することで「ITに関する基本的な知識を体系的に理解している」ことが証明されます。

多くの企業がDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進する中で、非エンジニアであってもITの基礎知識は必須となっています。
たとえば以下のような職種でも、ITパスポートで学ぶ知識は直結します。

  • 総務や経理などの事務職(情報セキュリティ対策)
  • 営業やマーケティング職(データの取り扱いやITツールの導入)
  • 管理職(経営戦略やIT投資判断)

「私は文系だから」「ITと無縁だから」と思っている方ほど、ITパスポートで得られる知識は即効性のある武器となるのです。

2. 就転職市場での“最低ラインのアピール”になる

筆者も実際に感じたことですが、履歴書や職務経歴書に**「ITパスポート合格済み」**と書くだけで、相手の反応は明らかに違いました。

これは特に、異業種からIT業界への転職を目指す場合や、IT知識のある人材を求める非IT企業へのアプローチにおいて有効です。

実際、IT未経験者向けに強い転職エージェントである
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のようなサービスでも、ITパスポート取得者はスキル意欲を持つ未経験人材として評価されやすくなります。

TECHHUB NewBieは、IT未経験者向けに履歴書添削・面接対策・キャリア相談まで手厚く支援してくれる無料の転職サービスです。
特に「手に職をつけたい」「エンジニアとしてやり直したい」という20〜30代にはおすすめです。

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3. 学習の入口として“圧倒的に優秀な資格”

ITパスポートの最大の魅力は、「とにかく入り口として最適」という点です。

内容は基礎的とはいえ、出題範囲は非常に広く、

  • 情報セキュリティ
  • ネットワーク
  • データベース
  • 経営戦略
  • 法務

など、IT業界を構成する重要な知識を満遍なく学ぶことができます。これを通じて「自分はどの分野に興味があるのか」を発見しやすくなります。

その結果として、基本情報技術者試験応用情報技術者試験など、次のステップへと自然に進めるのです。

第3章:それでも「ITパスポートが恥ずかしい」と感じる人へ──資格を取る“勇気”こそ評価される

「今さらITパスポートなんて…」
「こんな資格、他の人に笑われるかも…」
そんなふうに悩んで、一歩を踏み出せずにいる方も多いかもしれません。

しかし、本当に恥ずかしいのは、“何も行動しないこと”ではないでしょうか?

筆者自身、理系大学院を出てからメーカーで開発職に就き、弁理士試験の合格後にITパスポートを取得しました。
「なんで今さらこんな基礎的な資格を?」と疑問に思う方もいたでしょう。でも私自身は、どの分野であれ学び直す姿勢を持ち続けることこそが、自分のキャリアを切り拓く鍵だと信じています。

恥ずかしいのは「資格のレベル」ではなく「学ぶ意志をバカにする風潮」

そもそも、何かを“学ぼう”とする姿勢に対して「恥ずかしい」と言う文化こそが、危険だと思います。

  • 英語を始めようとしたら「今さら?」
  • プログラミングに挑戦しようとしたら「おじさんには無理」
  • IT資格を取ろうとしたら「そんな簡単なやつ…」

こうした風潮に怯えて動かないことのほうが、将来的には圧倒的な差になって跳ね返ってきます

実際に行動する人が未来を変える

たとえば、ITパスポートの受験をきっかけにITの世界に興味を持ち、書籍で知識を深めたり、次の資格へ挑戦したり、転職を視野に入れたりする人は多いです。

初心者向けですが、たとえば以下のような書籍は非常に定評があります:

📘『キタミ式イラストIT塾 ITパスポート』(技術評論社)
図解が多く、初学者でもスラスラと読み進められる入門書の定番。
「知識ゼロからでも本当に理解できる」という評価が高く、口コミでも支持されています。

こうした書籍や講座、そしてあなた自身の意志が合わされば、“恥ずかしい”どころか“行動できる人”として尊敬される存在になることすらあるのです。

第4章:ITパスポート取得が人生に与える“意外な変化”

ITパスポートは単なる資格ではありません。実際に取得した人の多くが、「自分の中の世界が広がった」と口を揃えて言います。それはなぜなのでしょうか?

ここでは、筆者自身の実体験も交えながら、ITパスポートが人生に与えるポジティブな変化を紹介します。

1. 「わからないことが減る」ことの安心感

ITパスポートの勉強を通じて、難解だと感じていた言葉――たとえば「サブネットマスク」や「SaaS」「PDCA」などが、自然に理解できるようになりました。

それにより、業務中の会話や報告書の内容を**「何となくごまかす」のではなく、「確信を持って理解する」**という感覚を得られるようになったのです。

この「わからないことが減る」感覚は、日々のストレスや不安をぐっと軽減してくれました。

2. 社内での評価が上がることも

筆者がITパスポートを取得した当時、すでに知財部に所属しており、業務の中でもIT系の特許案件を扱っていました。

そこで気づいたのは、「ITの基本構造を理解していること」が、文書の読み書きや出願対応の正確性にも影響してくるということ。

実際に上司から「技術者とのやり取りがスムーズになった」と評価されたこともあり、思いがけず仕事の信頼度が向上する副産物を得ることができました。

3. 将来のキャリアに対する“選択肢”が増える

ITパスポートはあくまで基礎ですが、そこから興味のある分野を見つければ、さらに高みを目指すことができます。

  • 「もっとITの仕組みを知りたい」→ 基本情報技術者試験へ
  • 「マネジメントや戦略に興味がある」→ 応用情報技術者試験へ
  • 「転職でエンジニアに挑戦したい」→ IT転職支援サービスを活用してキャリアチェンジ

特に、未経験からエンジニアを目指す人にとっては、ITパスポート合格が“きっかけ”になることが非常に多いのです。

第5章:次のステップへ──効率よく学んで、キャリアを前進させるために

独学に限界を感じたら「学習講座」という選択肢も

ITパスポートは独学でも合格可能な資格ですが、仕事や家庭との両立で「思うように時間が取れない」「何から手をつけていいかわからない」と悩む方も多いです。

そんな方におすすめしたいのが、
👉 【スタディング ITパスポート講座】です。

この講座は、通勤中やスキマ時間にスマホで学べる「時短特化型」設計。
以下のような特徴があります:

  • 動画でスキマ学習が可能(1講義10分程度)
  • スマホアプリで問題演習もサクサク進む
  • IT初心者でも分かりやすい図解と解説
  • 「何を・いつ・どれだけやればいいか」が一目でわかるカリキュラム

スタディングITパスポートにご興味ある方はこちらから

私自身、応用情報まで合格した今でも、「最初の一歩としてスタディングを使ってよかった」と感じています。

今から学び直す方、キャリアチェンジを目指す方、そして「恥ずかしいかも…」と迷っている方にこそ、ぜひ一度チェックしていただきたい講座です。

まとめ:恥ずかしさは“行動”で乗り越えられる

「ITパスポートなんて簡単すぎて恥ずかしい」
そう思う気持ちは、ある意味“プライド”の裏返しなのかもしれません。

しかし、時代の変化が速い今こそ、小さな一歩が大きな未来を作ることを、私は身をもって実感しています。

  • ITパスポートは、決して“恥ずかしい”資格ではない
  • むしろ、学ぶ姿勢こそが最大の評価ポイント
  • 基礎から着実に進めば、転職やキャリアアップにもつながる
  • サポートが必要なら、スタディングなどの講座やTECHHUB NewBieのような転職支援も活用できる

「いつかやろう」と思っているその時が、実は“一番早いタイミング”です。

この記事が、少しでもあなたの背中を押すきっかけになれば嬉しいです。

ITパスポートの次にどんな資格を目指せばいいか悩んでいる方や、基本情報技術者・応用情報技術者についても知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください:

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