こんにちは。当ブログにお越しいただきありがとうございます。運営者のcoffeeです。
私は理系大学院を修了後、メーカー開発職から知財部に異動し、弁理士試験・ITパスポート・基本情報技術者・応用情報技術者と、働きながら数々の資格試験を乗り越えてきました。
2024年6月にITパスポートに合格しましたが、実はこの資格、「簡単そうでなかなか受からない」「モチベーションが続かず挫折した」という声をよく耳にします。
今回は、なぜITパスポートで挫折する人が多いのか?その本質に迫りながら、乗り越えるための具体的な勉強法やツールをご紹介します。
実際に私がITパスポートを受けた際の記事はこちらに記載しております。👇
なぜ「ITパスポート」で挫折する人が多いのか?
「誰でも受かる」のイメージが逆効果に?
ITパスポートは国家試験の中でも比較的難易度が低い部類とされ、「誰でも受かる」「学生でも合格できる」などの情報が溢れています。しかし、そうした情報がかえって落とし穴になることも。
「とりあえず参考書だけ買ったけど、全然頭に入らなかった」
「最初の分野(ストラテジ系)で意味不明で挫折した」
「過去問を解いても全然点が取れない、自分だけがバカなのかと思った」
実際、こうした声はSNSでも多く見かけます。
理由は明白です。
- 出題範囲が広く、見慣れない用語が多い(経営戦略・セキュリティ・ネットワークなど)
- 基本用語の定義を理解しないと、どの問題も「見たことあるのに選べない」
- 独学だと勉強のペースがつかめず、途中で止まってしまう
つまり、「簡単そう」なイメージと、実際の学習負荷のギャップが挫折を生み出しているのです。
理系出身者でもハマるワナ
私自身、理系出身でITにある程度の馴染みがあったため、正直ナメてかかっていた部分もありました。ですが、いざストラテジ系(経営戦略や会計)を勉強し始めると、「BSC」「ROI」「SWOT分析」など、見たことはあるが明確に説明できないワードが山のように出てきます。
ネットワークやセキュリティも、日常で触れてはいるけれど、「説明しろ」と言われた瞬間に詰まってしまう――これがITパスポート特有の知識の壁です。
「業務や生活で何となく知ってる」では解けない。
「基礎から丁寧に押さえる」ことで、はじめて合格が見えてくる。
このギャップが、特に社会人や独学者にとっての大きなハードルになります。
挫折しないために──ITパスポート学習で意識すべき3つのポイント
では、実際にITパスポートの勉強を進めるにあたって、どのように「挫折」を避けるべきなのでしょうか?
以下に、私自身の経験から得た重要な3つの対策ポイントを紹介します。
① 最初から「満点」を狙わない
ITパスポートは「600点/1000点満点」で合格できます。つまり、4割間違っても合格です。これを知っておくだけでも、精神的なハードルがかなり下がります。
私も最初は「全部完璧に覚えなきゃ」と思って疲弊していましたが、「6割取れればいい」と考えるようになってから、ぐっと気が楽になり、勉強の継続にもつながりました。
② 頻出分野に絞る
出題範囲が広いITパスポート試験ですが、毎年よく出るパターンがあります。
- 情報セキュリティの基本用語(マルウェア、ファイアウォールなど)
- ネットワーク構成(IPアドレス、ルータ、プロトコルなど)
- 経営戦略用語(SWOT、PDCA、KGI/KPIなど)
頻出項目に絞って理解を深めることで、効率的に点数を確保できます。
この部分をまとめてくれているのが、たとえば以下のような市販の書籍です。
📘 おすすめ書籍:『キタミ式イラストIT塾 ITパスポート』シリーズ
視覚的にわかりやすく、スラスラ読める構成になっているので、初学者や文系の方にもおすすめです。
③ 独学が辛いと感じたら、早めに講座を検討する
私自身、独学で進めていたものの「仕事と並行だと、毎日少しずつ進めるのがキツい」と感じていた時期がありました。
そのとき活用したのが、スタディングITパスポート講座です。
🎓 スタディングITパスポート講座のここが良かった
- スマホだけで学べるから、スキマ時間に無理なく学習
- 要点がまとまった動画と問題演習で「今日やるべきこと」が明確
- 自分の進捗を可視化できるから、モチベーションが保てる
最初からこれに頼っていれば、挫折することなくもっと早く合格できていたかもしれません(笑)
「もう独学に限界を感じている」「モチベーションが維持できない」という方には、本気でおすすめしたい講座です。

一度挫折してしまった人へ──再スタートを切るためのマインドセットと勉強戦略
「また勉強を始めよう」と思っても、挫折を経験した人にとって最も難しいのが**“最初の一歩”**です。ここでは、再挑戦をスムーズに進めるためのヒントを紹介します。
● 勉強を再開するベストタイミングは「思い立った今」
「また失敗するかも」と思ってしまいがちですが、再スタートを切るのに完璧なタイミングなんてありません。むしろ、『ちょっと気になった時が最高の再スタートのタイミング』です。
私も弁理士試験や応用情報のときに何度も壁にぶつかり、「今日だけでも」と思って再開した日が、結果的に再加速のきっかけになったことが何度もあります。
● 5分の動画1本から始める
いきなり参考書を広げるのは心理的ハードルが高いですよね。そういう時は「スタディングの動画を1本見るだけ」など、小さな行動から始めるのがコツです。
たとえば、ITパスポートで重要な「情報セキュリティ基礎」などは、10分以下の動画で理解できる内容が多く、復帰のきっかけに最適です。
● 過去問で「点数が取れる分野」から再開する
モチベーションの源は「できるようになった感覚」です。
だからこそ、あえて「解ける問題」から再開することが重要です。
ITパスポートは大問ごとの分野がはっきりしているので、自分が比較的得意な「テクノロジ系(ハードウェア・ソフトウェア)」などから始めると、再び波に乗りやすくなります。
ITパスポートで終わらせない──スキルを活かした転職という選択肢も
ITパスポートの勉強を通じて、「もっとITについて深く学びたい」「今の仕事を変えたい」と考える人も多いと思います。
実際、私自身もITパスポートから基本情報→応用情報へと進み、知識が深まることで視野もキャリアの選択肢も広がりました。
もしあなたが、
- 今の仕事にやりがいを感じない
- ITエンジニアに興味が出てきた
- 手に職をつけて安定した働き方をしたい
と思っているなら、完全未経験からITエンジニアを目指せる転職支援サービスの活用もひとつの手です。
💼 TECHHUB NewBie(テックハブ・ニュービー)
エンキャリア株式会社が運営する、未経験者特化型のITエンジニア転職支援サービスです。
- 完全未経験からでも応募できる求人が豊富
- 書類添削・面接対策までマンツーマンで徹底サポート
- 20代・30代の「異業種からIT業界にチャレンジしたい人」に強い
ITパスポートをきっかけに「次のキャリアステージ」に進みたいと考えている方にとって、非常に心強い選択肢です。

まとめ──ITパスポートでの挫折は、誰にでも起こりうる。でも、そこからが本当のスタート
ITパスポート試験に挑戦したものの、途中で勉強をやめてしまった、スケジュールが合わずに諦めてしまった、という方は少なくありません。
それは「努力が足りなかった」のではなく、正しい方法を知らなかっただけかもしれません。
挫折を経験したからこそ、次の挑戦はもっと工夫できるはずです。
無理なく続けられる仕組みを取り入れたり、自分に合った教材を見つけたり、小さな「できた」の積み重ねが大きな自信になります。
ITパスポートは、単なる資格ではなく、**これからの時代を生きるための“教養”**でもあります。
情報リテラシー、セキュリティ意識、ネットワークの基礎──どれも現代社会において欠かせない知識です。
「一度は挫折したけど、もう一度チャレンジしてみようかな」
そう思えた時が、最も強いスタートラインです。
あなただけのペースで、確実に一歩ずつ進んでいきましょう。
私の経験が少しでもその助けになれば、これ以上に嬉しいことはありません。
ITパスポートの次にどんな資格を目指せばいいか悩んでいる方や、基本情報技術者・応用情報技術者についても知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください:
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