この記事は、令和3年度に1年10万円以下で弁理士試験に合格した現役企業内弁理士が実体験を元に書いています。
そうです。最近転職致しました。今回は転職について書きたいと思います。
特に年収を上げるという点ではかなり上手くいったのではないかと思います。
今回の転職についての概要
私の経歴
・大手メーカー勤務。社会人7年目(技術職3年、知財部4年目)、年齢は30代前半。弁理士資格取得。
・年収は750万くらい(多いように感じるかと思いますが、残業は年間500時間くらいなので基本給はそこまで高くない。。)
・キャリアアップしたいが、役職が上がるには年功序列が大きく、40才くらいを超えてマネージャーになると年収が1000万超え出していくイメージ。
今頑張りたいし、頑張って稼いだお金を資格などの自己投資につかって更に成長していきたいって思ったときに転職を決意したよ~。
見ていた業界
基本的に高年収の業界しか見ていませんでした。IT系、商社、コンサル、広告代理店、半導体業界を見ていました。
この辺が日本の高収入業界トップです。
使っていたサイトはリーガルジョブボードです。ぜひご興味がある方はこちらから探してみてください。
今よりも働きやすい事務所に転職できる。 弁理士・特許技術者求人サイト【リーガルジョブボード】
一般企業の知財部及び特許事務所を探すならリーガルジョブボードが一番求人数が多いのでおすすめだと思います。
私自身も登録して、リクルーターを通じて転職活動を進めてもらっていました。
リーガルジョブボードを使うメリット
- リクルーターが知財に精通しているため、深い話まで相談することができる。
- 知財と法務は切り離せない関係にあるが、一貫して転職活動をすることが可能。
- 履歴書のチェック、面接の練習、想定質問なども教えてもらえる。
年収高い業界はすぐに応募が閉まるからホントに見つけた瞬間履歴書送った方がいいよ。これで僕は広告代理店逃しました笑
結局どこ行った?
結局IT系の外資企業を選択しました。給料と英語を成長させることができる、IT系に進んでいきたいという理由で選びました。
年収を上げるのに気を付けたこと
①自分の中で転職の優先順位を決める。
ちょっと前提っぽくなってしまいますが、何が転職の軸なのかを考えるのがホントに大切だと思います。
私はまさに年収でした。
とにかく自分の成果をお金という対価で認めてほしいとい思いがありました。
また、転職時の給与は前職の給与によって決まりますし、世の中どんどん残業の規制が厳しくなってる中で働きやすさなどではなく、たくさん働いて、成長して、さらにしっかり稼ぐ、そういった働き方がしたいというモチベーションで就活活動を始めました。
②今年収企業を業界から絞り込む
openwork、openmoneyなどに登録してとにかく高年収の業界を絞り込みました。
最終的に絞り込んだのはIT系、商社、コンサル、広告代理店、半導体業界で平均年収が1000万を超える企業ばかりでした。(あとキーエンス)
また、具体的に家賃補助の有無や何歳でどのくらいの年収なのかなどを細かく調査しましょう。
結局短い社会人で学んだのは、年収はその人の能力で決まらない、その人の所属する企業と年次役職で決まるという日本企業の悲しい事実です。
外資系企業はその人の能力に応じて給与が決まります。例えば優秀なエンジニアならマネージャーにならなくとも2000万出たりします。その代わり面接は5回くらいあります笑
③企業の募集項目に自分を近づけていく
とにかく自分の経歴と能力を企業の募集に近づけていきましょう。
英語が求められる能力ならTOEICを勉強すればいいし、ITが求められるならITパスポート、基本情報技術者試験を受ければ良い。
法務に行きたいならビジネス検定を受ければいいし、自部署で法務よりの仕事を担当させてもらえば良い。
もちろんどうしてもかけ離れている場合もありますので、その場合はあきらめるか今自分のいる会社の中で先ず異動してみるなど方法はたくさんあるかと思います。
もう少し具体的に言うと、法務系の経験だと全ての企業で募集があるので、商社などでも枠があります。逆に特許系だと高年収は意外と難しくてソフトウェア業界や半導体業界、キーエンスなどの高年収業界に分野を寄せていくのが高年収の近道かと思っています。
④必ず日程を合わせて2社以上を受ける
なぜかというと年収の交渉ができるからです。
年収の交渉のカードは2枚しかありません。
前職の給与(もしくは、来年の予想給与)と他社のオファーの給与です。基本的にこれしかありません。
他社のオファーの給与を持ってないと前職以上しか言えなくなってしまいます。
そりゃ人事は安く雇いたいから前職+10とかで平気で提案してくるよ。
だけど、内定を出した後だと社内的にもその人を取りたいから他社のオファーをちらつかせるのは有効な手段だよ
⑤リクルーターをうまく使う。
ちなみにリクルーターはあなたが入社すれば入社企業からお金をごっそりもらえるという報酬体系になっています。
それを知ったうえで上手く付き合っていきましょう。言いなりにばかりなると、報酬単価の高いところばかり紹介してきますので、ある程度主体性をもって進めましょう。
こちらの入社モチベーションが高ければリクルーターも本気になります。そうなると過去この企業で聞かれた質問を教えてくれたり、二つの企業の日程を調整して年収交渉ができるようにしてくれたりします。
最後に
転職において一番大事なこと
日本において転職=悪のようなイメージですが、まずはそこを払拭しましょう。
一人ひとりが転職を通じて能力を上げつつ、働きたい場所で働くことで日本経済を豊かにしていく。
そういうものなのです。あなたの会社の社長や役員はその会社一筋でしょうか?
結構少ないですよね。
色々な意見があると思いますが、毎日決められた仕事をして物価が上がったから賃上げしろと叫ぶだけでは経済は豊かになりません。むしろ企業を変えながら一人一人が成長して日本の知財力を上げていきましょう。
もちろん毎年転職するようなやり方はおすすめしていないよ。人生で3~4回くらいいいじゃない。
話が逸れてしまいましたが、まずは転職サイトに登録して、現状の整理するだけでもいいと思うのでぜひ転職活動をお勧めいたします。
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実際の面接の対策は別記事にて書きたいと思います。
それではまた。
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