弁理士は割に合わない?資格取得者が語るリアル

その他

「弁理士って、なんかすごそう」「難関国家資格だから、収入も良さそう」
そう思って、弁理士試験の受験を考えている方も多いのではないでしょうか。

ですが、「弁理士 割に合わない」というネガティブなキーワードが検索されている現実もあります。
実際に私も弁理士になってから、「あれ、これって本当に割に合っているのかな……?」と思ったことは正直あります。

このブログ記事では、実際にメーカー勤務から知財部へ異動し、令和3年度弁理士試験に合格した現役弁理士の私(coffee)が、自分の体験をもとに「弁理士は割に合うのかどうか」について、良い面・悪い面を包み隠さずお伝えします。

さらに最後には、コスパよく弁理士試験に合格するための勉強法や、私が実際に使って「10万円以下で合格できた」学習ツールであるスタディング弁理士講座の活用法についても紹介します。

この記事を読むことで、以下のような悩みや疑問を持つ方の参考になるはずです。

  • 弁理士を目指す価値があるのか不安…
  • 試験が大変な割に稼げないって本当?
  • 資格を取っても仕事内容が地味で辛いって聞いたけど?
  • どうすれば少ないコストで合格できるのか知りたい!

自己紹介

まず簡単に私の自己紹介をさせていただきます。

このブログにご訪問いただきありがとうございます。
サイト運営者のcoffeeと申します。

略歴

  • 2018年 理系大学院修了後、某メーカーで開発職として勤務
  • 2020年10月 弁理士試験の勉強を開始
  • 2021年 同メーカー内で知財部へ異動
  • 2022年1月 弁理士試験合格(論文・口述含めて一発合格)
  • 2022年5月 ブログ運営開始

趣味・関心

  • 筋トレ/ラーメン巡り/映画鑑賞(とくにHuluで英語学習も兼ねて)
  • ブログでは主に知財・弁理士試験・キャリアについて発信中

私が弁理士を目指したきっかけは、会社の特許研修で出会った講師の方(知財部員であり弁理士)に感化されたことでした。

「理系バックグラウンドを活かして専門性を持ちたい」「キャリアに付加価値をつけたい」という気持ちから、働きながら弁理士試験に挑戦することを決意。
結果として、市販書籍と通信講座(スタディング)のみ、トータル10万円以下の費用で最短合格を果たしました。

弁理士が「割に合わない」と言われる5つの理由

弁理士というと、専門職で年収も高く、国家資格という「箔」もある。
一見すると、非常に割が良さそうな職業に見えます。

しかし、現場のリアルは少し違います。
実際に業界に入ってみて私が感じた「これは割に合わないと感じられても仕方ないな…」というポイントを5つ挙げてみます。

1. 試験が非常に難しい割に、年収がそこまで高くない

弁理士試験の合格率は例年6〜8%程度とされており、司法試験・公認会計士試験に並ぶ難関国家資格です。
私も勉強中は、毎日仕事終わりにヘトヘトになりながら論文を書き、土日は暗記と過去問に追われる日々でした。

しかし、そうしてようやく合格しても…

  • 弁理士の平均年収は600〜800万円程度
  • 独立して稼いでいる人は例外
  • 企業内弁理士の給与は実質的には昇給+50〜100万円程度

というのが現実です。

年収1000万円超えも不可能ではありませんが、それは経験10年以上+営業力+英語+専門技術など、複数の要素が重なった一部の人たちだけ。

つまり、「難関試験を突破すれば人生逆転!」というような即効性のある資格ではないという現実があります。

しかしながら、うまく資格を使いこなせば高年収も実現可能です。下記記事で詳しく解説しています。

2. 資格を取っただけでは食えない

資格そのものは業務独占資格であり、特許・商標などの代理業務は弁理士にしかできません。
しかしその一方で、実務の世界ではこう言われることもあります。

「弁理士試験は“スタートライン”に立つための資格にすぎない」

たしかに、私が所属している企業の知財部でも、弁理士資格の有無よりも、

  • 明細書が書けるか
  • 発明者と折衝できるか
  • 海外代理人との英語でのやり取りができるか

などが強く評価されます。

つまり、「資格は持ってるけど、実務で通用しない」人がザラにいるということ。
資格だけでは食べていけない世界でもあるのです。

3. 業務内容が地味でメンタルが削られる

弁理士の主な仕事である特許明細書の作成は、非常に緻密な作業です。

  • 法的要件を満たすための用語の選定
  • 発明の本質を読み取る理解力
  • 将来の拒絶理由や無効審判を見越した記述

など、ひたすらパソコンに向かい続ける時間が長く、創造性と論理性を両立させた書面作成業務になります。

そのため、たとえば「クリエイティブな仕事がしたい」「人ともっと関わる仕事がしたい」と思っている人には、正直しんどいかもしれません

また、顧客の発明を扱う以上、責任も重く、1つの表現ミスが大きな損失につながるリスクもあるため、精神的なプレッシャーも小さくありません

企業知財部の仕事についてはこちらでご紹介しています。

4. 競争が激化している

かつては弁理士資格を取れば安泰、という時代もあったかもしれません。
しかし今や、弁理士は登録者数が1万人を超える時代に突入しています。

  • 特許出願件数の横ばい
  • 中小特許事務所の淘汰
  • AIやクラウドによる文書作成支援の普及

などにより、弁理士業界は飽和状態と言われることもあります。

このような状況では、実務力・営業力・語学力など、+αの強みを持たない弁理士は埋もれてしまう可能性が高いです。

5. キャリアの活かし方が限定的

たとえば弁護士資格であれば、法律事務所から企業法務、行政、研究職まで多様な道があります。

しかし弁理士の場合、その活躍の場は基本的に:

  • 特許事務所
  • 企業の知財部

のどちらかです。

つまり、「将来のキャリアの幅を広げたい」と考えて資格を取ると、思ったより選択肢が狭く感じることもあるかもしれません。

ここまでのまとめ

以上のように、弁理士は…

  • 難関試験を突破しても即高収入とは限らない
  • 実務力や適性が問われる
  • 地味で責任が重く、精神的負荷も大きい
  • AIや競争激化で将来が安泰とは言えない
  • キャリアの選択肢が限定的

という意味で「割に合わない」と言われることがあります。

弁理士資格が「割に合う」と感じる人の5つの特徴とは?

ここまで弁理士のリアルな現場を踏まえて「割に合わない」と言われる理由を説明してきました。
では逆に、実際に弁理士資格を取得して「取ってよかった!」「十分、元は取れている」と感じている人は、どのようなタイプなのでしょうか。

ここでは、私自身の経験と、周囲の弁理士仲間を見て感じた「割に合うと感じられる人の特徴」を5つ紹介します。

1. 知的財産や技術に本気で興味がある人

まず大前提として、知財の世界を“面白い”と感じられる人は弁理士として長くやっていけますし、結果的に割に合うと感じやすいです。

特許明細書の読み書き、技術の本質を言語化する作業、審査官との応答戦略…。
一見地味ですが、「知的なパズル」として楽しめる人には、むしろこの仕事は天職になりえます。

私は理系出身ということもあり、発明者と技術の話をするのが純粋に楽しく、
「どうやったらこの発明の価値をうまく文章に落とし込めるか」を考える時間が、次第に快感にすらなっていきました。

この“好奇心”こそ、弁理士の割に合わなさを超えていく原動力になります。

2. 継続的に学び、実務スキルを磨ける人

弁理士資格はゴールではなく、むしろスタートライン。
ここから先、どれだけ実務で活躍できるかによって、収入も評価も大きく変わります。

  • 明細書を1日1件コンスタントに書ける
  • 拒絶理由に対して的確な応答ができる
  • 顧客に信頼されるコミュニケーションができる

こうしたスキルを磨ける人は、高年収・高評価の世界に到達できます。
「実務を通じて成長していける人」にとっては、むしろ割の良い世界なのです。

私も企業内で数年実務を積んでから、外部の特許事務所に転職した知財仲間がいますが、彼は年収が200万円以上アップし、「資格を取って本当によかった」と話していました。

3. 資格に対する目的が明確な人

「とりあえず資格があれば有利かも」
というフワッとした理由で弁理士を目指す人は、正直しんどくなりやすいです。

一方で、たとえば…

  • 技術者から知財職へキャリアチェンジしたい
  • 将来的に特許事務所を立ち上げたい
  • 海外企業との技術交渉で専門知識を持ちたい

など、「資格を取ってこうなりたい!」という目的がはっきりしている人は、取得後の行動にもブレがなく、回収率も高いです。

資格は手段にすぎません。
その手段をどう使うかを最初から考えておける人にとっては、弁理士資格は十分“割に合う投資”になりえます。

4. 自分の得意分野を持っている人(専門性の武器)

弁理士は「なんでもできる万能型」よりも、「この技術分野に強い!」という専門特化型の方が評価されやすい傾向にあります。

たとえば:

  • AI・機械学習に強い理系出身者
  • 医療機器やバイオ系の研究者出身
  • ソフトウェア+英語対応ができる人材

こういった人は希少性が高く、市場価値が高騰します。

弁理士試験の勉強ではあまり出てこない“自分だけの強み”を実務の中で磨いていける人は、割に合うどころかかなり得をする資格になるでしょう。

5. 学習コストと経済的コストを抑えて効率よく合格できた人

最後に、非常に現実的な話です。

弁理士資格は「コスパ」が悪いと言われる理由の一つが、受験期間の長さと費用の高さにあります。

  • 独学で数年かかる人
  • 高額な予備校に何十万円もかける人
  • 論文対策だけで2〜3年かかる人

そうなると、「割に合わなかったな」と感じてしまうのも無理はありません。

逆に、私自身がそうだったように、10万円以下&1年ちょっとで合格する方法をとれれば、圧倒的に割に合います。

そこで、次のパートでは、私が実際に活用して最小のコストで最大の成果を出せた勉強法と通信講座「スタディング弁理士講座」についてご紹介していきます。

弁理士試験は「勉強法」で割に合うかどうかが決まる

~スタディング弁理士講座でコスパ最強ルートを目指す~

ここまでお読みいただいた方の中には、
「それでもやっぱり、弁理士って割に合わないんじゃ…?」
と、感じている方も少なくないかもしれません。

しかし、私は実体験からはっきりと断言できます。

弁理士試験は、“割に合わない試験”ではない。
ただし、“割に合わないやり方で受ける人が多いだけ”。

特に、以下のような「典型的な遠回りルート」をたどってしまう人は、苦労も出費も膨らみます。

  • 予備校に年間30万〜50万円かける
  • 移動や通学の時間を毎日1時間以上かける
  • 過去問をやみくもに解くだけの独学に頼る
  • 法改正や審査基準を自力で調べて疲弊する

このような“時間もお金も消耗するスタイル”では、たとえ合格できても「割に合わなかった…」となるのは自然な流れです。

私も当初、某大手の予備校に通うか迷いました。ですが、色々と比較検討した結果、選んだのはスタディング弁理士講座でした。

スタディング弁理士講座とは?

スタディングは、完全オンライン型・スマホ特化型の学習サービスです。
「スキマ時間でも学べる」「圧倒的なコスパ」などの強みから、社会人・子育て中・地方在住の受験生に広く支持されています。

弁理士講座の特徴を一言で言えば、こうです。

“最小の費用で、最大の効果”を目指せる講座。

私自身、メーカーの知財部で働きながら、朝や昼休み、帰宅後の細切れ時間を使って学習していましたが、
このスタディングの講座がなければ、働きながら1年で合格は正直難しかったと思います。

スタディング弁理士講座の主なメリット

1. 圧倒的なコストパフォーマンス
大手予備校が30万円以上する中、スタディングは基本講座+論文対策込みでも10万円前後
「費用をかけすぎて“割に合わなくなる”」という最大のリスクを最初から排除できます。

2. スマホで完結。無駄な時間ゼロ
通勤中でも、カフェでも、ベッドの中でも学習が可能。
紙のテキストに比べてアクセス性が高く、学習継続率が非常に高いのも魅力です。

3. 専門講師による的確な動画解説
単に条文を読み上げるだけでなく、「なぜその条文が重要なのか?」「試験でどう問われるか?」まで解説してくれるため、独学では気づけない“勘所”がつかめるようになります。

4. 自動進捗管理機能&学習マップ
どこまで学習が進んだか、次に何をすべきかが一目でわかる構成。
迷いなく勉強を進めることで、効率の良い自己管理が可能です。

私が感じたリアルなメリットと成果

私自身がスタディングで最も助けられたのは、通勤時間やちょっとした待ち時間でも、講義が進められることでした。

  • 朝の通勤で15分
  • 昼休みにスマホで30分
  • 帰宅後に1時間

こういった“積み重ね”で、平日でも毎日1.5〜2時間の学習時間を確保できました。

しかも、スタディングは音声講義もついているので、家事をしながら「ながら学習」も可能です。
結果として、働きながらでも合計1000時間の学習を達成し、1年ちょっとでの一発合格につながりました。

迷っている方へ:弁理士試験は「投資回収できる」資格に変えられる

弁理士試験が「割に合わない」と言われる理由は、学習にかける費用や時間が大きすぎることにあります。

しかしスタディングのように、無理のない費用で・効率的に・質の高い学習ができる講座を使えば、
この試験は間違いなく「投資に見合う資格」になります。

私のように、限られた時間とお金でチャレンジしたい方には、スタディング弁理士講座は本当に心からおすすめできます。

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