20代で弁理士を目指すメリットとは?現役弁理士が語るキャリアの可能性

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こんにちは。当ブログにお越しいただきありがとうございます。運営者のcoffeeです。

私は理系大学院を卒業後、メーカーの開発職として社会人生活をスタート。その後、社内研修で偶然出会った「弁理士」という資格に魅力を感じ、20代後半から勉強を始めました。働きながらの受験でしたが、通信講座の「スタディング」を活用し、令和3年度に弁理士試験に合格しました。

このページでは、そんな私の体験をもとに「20代で弁理士を目指すことのメリット」について詳しくお伝えします。

結論から言うと、弁理士は20代で目指すには非常にコスパの良い資格です。時間的にも、経済的にも、キャリア的にも、大きなリターンが見込める選択肢だと思っています。

  1. 第1章:20代で弁理士を目指す人が増えている理由
  2. 第2章:20代で弁理士を目指す5つのメリット
    1. メリット1:将来的な年収アップが早期に見込める
    2. メリット2:未経験から知財業界に転職しやすい
    3. メリット3:働きながらでも合格を狙える柔軟な勉強法がある
    4. メリット4:キャリアの幅が圧倒的に広がる
    5. メリット5:20代だからこその吸収力と柔軟性
  3. 第3章:20代弁理士のリアルなキャリア例(企業編・事務所編)
    1. 1. 企業知財部で働く20代弁理士のキャリア
      1. ●私のケース:メーカー知財部に在籍しながら合格
      2. ●年収や待遇は?
      3. ●企業知財部のメリット
    2. 2. 特許事務所で働く20代弁理士のキャリア
      1. ●知人のケース:20代後半で特許事務所に転職
      2. ●年収や待遇は?
      3. ●特許事務所のメリット
    3. 3. 20代弁理士のキャリア選び:どう考えるべきか?
  4. 第4章:20代から弁理士試験に合格するための勉強戦略(実体験ベース)
    1. 1. 働きながら合格するには“逆算”が命
      1. ●学習スケジュールの例(私の場合)
    2. 2. 学習効率を最大化したツール:スタディング弁理士講座
      1. ●スタディングを選んだ理由
      2. ●実際の使い方(1日の例)
    3. 3. モチベーションを維持するコツ
      1. ●私が実践していたモチベーション維持法
  5. 第5章:スタディング弁理士講座は20代に本当に向いているのか?他教材との比較
    1. 1. スタディングは「20代の現実」にフィットしている
      1. ●(1)スキマ時間の活用が前提の設計
      2. ●(2)コスパが最強
      3. ●(3)迷わない!教材のシンプルさ
    2. 2. 他の代表的な教材との比較
    3. 3. 私がスタディングに決めた決定打
    4. 4. まずは無料講座から始めてみよう
  6. おわりに:20代で弁理士を目指すあなたへ

第1章:20代で弁理士を目指す人が増えている理由

近年、20代で弁理士を目指す人が増えています。特許庁の統計を見ても、弁理士試験合格者の2~3割は20代が占めており、若手の活躍が目立ちます。

なぜ20代で弁理士を目指す人が増えているのでしょうか?
理由としては、次のような背景が挙げられます。

  • 知財業界の将来性:特許や商標のニーズは年々高まっており、AIやバイオ、DXといった成長分野と密接に関係しています。
  • 転職市場での評価:弁理士資格があると、特許事務所や企業知財部への転職で有利に働きます。
  • オンライン講座の充実:近年は「スタディング」のようなスマホ中心の通信講座で、コスパよく効率的に合格を目指せる環境が整ってきました。
  • 理系バックグラウンドを活かせる数少ない資格:特に理系出身の人にとっては、自分の技術知識を活かしながら法律スキルも身につけられる魅力的な資格です。

私も理系出身で開発業務をしていた当時、「このままモノづくりだけのキャリアでいいのか?」と悩んでいました。そんなとき、弁理士資格という選択肢に出会い、「理系×知財×法律」という専門性を武器にできることに強く惹かれました。

第2章:20代で弁理士を目指す5つのメリット

20代という若い年代で弁理士を目指すことには、30代以降よりも明確なメリットがあります。私自身の体験を交えながら、次の5つの観点から具体的に解説します。

メリット1:将来的な年収アップが早期に見込める

弁理士資格を取得すると、年収600万円〜1000万円超も現実的になります。特に特許事務所での勤務弁理士は、成果報酬型での給与体系も多く、実力に応じて高収入を狙える世界です。

20代で取得すれば、30代のうちに「年収1,000万円」というキャリアゴールも視野に入ってきます。
例えば、私の周囲でも20代で弁理士になった人が、5年以内に年収800万円超に到達している例は珍しくありません。

資格取得が早ければ早いほど、収入面でのリターンも大きく、生涯年収という観点でも圧倒的に有利です。

弁理士資格を取った後に私が転職活動をした体験談はこちらにまとめていますので、ご参照ください。

メリット2:未経験から知財業界に転職しやすい

20代であれば、たとえ知財未経験でもポテンシャル採用してくれる特許事務所や企業知財部が多くあります。
一方、30代後半以降になると「即戦力」を求められる傾向が強くなり、資格だけでは転職が難しくなることも。

私が合格した時も、20代という若さ+理系バックグラウンド+資格保有という三拍子で、複数の特許事務所や企業から声がかかりました。
つまり、「伸びしろ」を評価してくれる年代が20代なのです。

メリット3:働きながらでも合格を狙える柔軟な勉強法がある

「働きながら資格取得なんて無理では?」と思われるかもしれませんが、私は会社勤務+週2回の筋トレ+ブログ運営という生活の中で合格できました。

その鍵は、スマホ中心で学べる「スタディング弁理士講座」の活用です。

  • 通勤中やスキマ時間に講義を視聴
  • スマホで過去問演習
  • 短時間集中型の学習設計

このように、時間を最大限効率化できる通信講座がある今だからこそ、20代でも無理なく両立できるのです。

メリット4:キャリアの幅が圧倒的に広がる

弁理士資格を持っていると、以下のような多様なキャリアパスが開けます。

  • 特許事務所でスペシャリストとして活躍
  • 企業知財部で技術×法律のハイブリッド人材に
  • 独立開業して自由な働き方を実現
  • 海外特許に強い知財コンサルやスタートアップ支援

20代であれば、これらを段階的に経験しながら自分に合ったキャリアを試行錯誤できる時間的余裕があります。
私も今後、「企業→事務所→将来は独立」といったルートを検討中です。

メリット5:20代だからこその吸収力と柔軟性

弁理士試験は簡単ではありません。特に法律初学者にとっては、最初の1年は苦労の連続です。

しかし、20代は吸収力が段違いです。私も大学院時代の勉強体力がまだ残っていたおかげで、夜や早朝でも集中力を維持できました。
また、社会経験が浅いからこそ、固定観念に縛られず柔軟な勉強スタイルを試せたのも、若さゆえの強みでした。

第3章:20代弁理士のリアルなキャリア例(企業編・事務所編)

弁理士資格を取得した後、どのようなキャリアを歩むかは人それぞれですが、20代であればなおさら選択肢が豊富です。
ここでは、実際に私や知人の事例をもとに、企業勤務と特許事務所勤務それぞれのリアルなキャリアをご紹介します。

1. 企業知財部で働く20代弁理士のキャリア

●私のケース:メーカー知財部に在籍しながら合格

私はもともとメーカーの研究開発職でしたが、弁理士試験の勉強を始めた後、社内異動で知財部に配属されました。その後、資格を取得して20代で企業内弁理士となった経験があります。

企業知財部では以下のような業務が主になります。

  • 発明発掘・発明者との面談
  • 特許出願・中間処理の指示(事務所への依頼)
  • 海外出願(PCT、米国、欧州など)対応
  • 他社特許の調査・分析(無効調査や抵触判断)
  • 知財戦略の立案

企業に所属していると、製品開発と一体になった知財活動ができるため、「技術者としての視点」を生かせる点が大きな魅力です。

●年収や待遇は?

企業内弁理士は資格手当などもあり、20代で年収500〜700万円が一般的です。
大手企業になると、30代で年収1,000万円超も十分に狙えます。

また、資格を取ることで社内評価が上がり、昇進や海外赴任のチャンスも広がります。私の周囲にも、資格を取ってから「主任→係長」とスピード昇格した人が何人かいます。

●企業知財部のメリット

  • ワークライフバランスが良い(残業少なめ)
  • 安定した給与体系
  • 技術×法律の専門性が両立できる
  • 海外子会社とのやり取りなどグローバルな経験ができる

企業知財部の仕事についてはこちらでご紹介しています。

2. 特許事務所で働く20代弁理士のキャリア

●知人のケース:20代後半で特許事務所に転職

大学院卒後、最初はメーカー勤務していた知人(理系出身)は、スタディングで弁理士試験に合格後、都内の特許事務所に転職しました。
未経験でも弁理士資格があれば、補助者から弁理士業務まで一通り経験できる体制の事務所は少なくありません。

特許事務所では次のような業務を担当します。

  • 明細書作成(クライアントの発明を文書化)
  • 拒絶理由通知の対応(意見書・補正書作成)
  • 顧客(企業)との打ち合わせ
  • 外内・内外出願の対応
  • 審判・訴訟対応

早ければ入所1〜2年で、自分の名前で業務ができるようになるのが事務所勤務の魅力です。

●年収や待遇は?

特許事務所の給与は「実力主義」です。未経験者のスタートは年収400〜500万円前後ですが、仕事を覚えて成果を出せば、数年で年収700〜900万円台になることもあります。

私の知人は入所3年目で年収800万円を超え、さらに成果報酬型の給与体系に移行しつつあります。

●特許事務所のメリット

  • 成長スピードが早い(20代でクライアント担当も)
  • 成果が収入に反映されやすい
  • 専門性が高く、手に職がつく
  • 独立への道も現実的に見えてくる

3. 20代弁理士のキャリア選び:どう考えるべきか?

「企業か事務所か」で迷っている20代の方には、次のような視点での選択をおすすめします。

視点企業知財部特許事務所
安定性△(個人差あり)
成長スピード
ワークライフバランス
年収上限高めだが昇給はゆっくり実力次第で青天井
独立のしやすさ
技術に触れる機会〇(書類中心)

自分が「じっくりキャリアを育てたいタイプ」か、「専門職でガンガン実力を伸ばしたいタイプ」かによっても、最適な道は変わってきます。

転職エージェントなら下記がおすすめです。

  • リーガルジョブボード
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第4章:20代から弁理士試験に合格するための勉強戦略(実体験ベース)

20代で弁理士試験に合格するためには、「戦略」が不可欠です。
学生時代のように、時間が無限にあるわけではありません。社会人として働きながら合格を目指すなら、効率的かつ継続可能な学習スタイルを確立する必要があります。

ここでは、私が2020年10月から学習を始め、2022年1月に合格するまでに実践した戦略を、赤裸々に公開します。

1. 働きながら合格するには“逆算”が命

まず大前提として、弁理士試験は

  • 短答試験(マーク式)
  • 論文試験(記述式)
  • 口述試験(口頭問答)

という3段階で構成され、合格まで1年〜3年かかるのが一般的です。

私は学習開始から約1年3ヶ月で合格しましたが、これは

「どの時期までに、どの科目を、どのレベルで仕上げるか」

という逆算思考でスケジューリングしたからです。

●学習スケジュールの例(私の場合)

期間内容
2020年10月〜12月特許法・実用新案法を重点的に学習(基本書と講義視聴)
2021年1月〜3月意匠法・商標法・条約へ拡張。短答過去問を解き始める
2021年4月〜5月短答試験直前対策。スタディングで頻出テーマを総復習
2021年6月短答合格後、論文対策へ完全シフト(逐条解説・事例演習)
2021年7月〜10月論文過去問を徹底分析&答案練習。添削も受ける
2021年11月〜12月口述試験対策。友人やSNSの勉強仲間とロールプレイ

2. 学習効率を最大化したツール:スタディング弁理士講座

私の合格戦略で最も大きな役割を果たしたのが、スタディング弁理士講座です。

●スタディングを選んだ理由

  • 働きながらでも続けられる「スマホ視聴」中心
  • 月額制で圧倒的にコスパが良い(※当時約5万円)
  • 講義と問題演習がセットになっているため迷いがない
  • 短答対策に特化したコンパクトな教材設計

特に、スキマ時間に講義→問題→復習の流れを1セットにしていたのが大きなメリットでした。
出勤中、昼休み、帰宅後の小1時間と、1日あたり平均2.5〜3時間の学習を継続することができました。

●実際の使い方(1日の例)

時間帯内容
通勤(30分)スマホで講義視聴(スタディング)
昼休み(30分)スタディングの復習問題(短答式)
帰宅後(1.5h)条文・青本・過去問分析などの論文対策

この積み重ねが、働きながらでも「1年ちょっとで合格」という結果につながったのです。

3. モチベーションを維持するコツ

20代で弁理士を目指す仲間たちと話していると、よく聞く悩みは「途中で心が折れそうになる」です。
そのためには、仕組みとして学習を習慣化することが重要です。

●私が実践していたモチベーション維持法

  • SNSで勉強アカウントを運用(勉強ログを毎日発信)
  • 「青本1条から全部通読チャレンジ」などの企画を自分に課す
  • 学習の進捗を可視化(カレンダーにチェック)
  • 週末にはラーメンで自分にご褒美(←大事)

習慣化してしまえば、毎日の勉強は「歯磨きレベル」にまで落とし込めます。
特に社会人は時間が限られているからこそ、“決まった時間に決まったことをする”が一番効率的です。

第5章:スタディング弁理士講座は20代に本当に向いているのか?他教材との比較

20代で弁理士を目指す方にとって、「どの教材・講座を使うか」は合否を分ける重要な選択です。社会人でも学生でも、20代は忙しい時期。それだけに、自分に合った学習ツールを使うことで、合格までの道のりが大きく変わってきます。

この章では、私が実際に使って合格できたスタディング弁理士講座について、20代に向いている理由や、他の代表的な教材との比較を行っていきます。

1. スタディングは「20代の現実」にフィットしている

まず結論から言えば、スタディングは20代の受験生に極めて向いている講座です。理由は主に以下の3点。

●(1)スキマ時間の活用が前提の設計

通勤・通学、休憩時間、移動中…
スマホ一つで講義の視聴・問題演習・復習まで完結できる仕組みは、まさに20代が求めていたものです。

特に働きながらの受験だと、「夜に机に向かって3時間」は現実的ではありません。
スタディングなら「10分×18回=3時間」として分割できるので、忙しい社会人でも合格を狙える設計になっています。

●(2)コスパが最強

20代はお金に余裕があるわけではありません。予備校に通う場合、受講料は30〜60万円かかるのが一般的です。

一方、スタディングは一括でも6〜7万円程度で講座が完結(※時期やキャンペーンによる)。
しかも短答・論文・口述までフル対応しており、「教材が足りない」と感じたことは一度もありませんでした。

●(3)迷わない!教材のシンプルさ

多くの予備校講座は教材が膨大で、何をいつやるか悩んでしまいがちです。

スタディングは

  • 講義 → 確認テスト → 条文確認 → 過去問

という明確な導線があるため、毎日の学習がルーティン化しやすく、挫折しにくい構造になっています。

2. 他の代表的な教材との比較

スタディング以外にも、多くの弁理士講座や教材があります。ここでは代表的な3つと比較してみましょう。

講座名特徴価格帯向いている人
【スタディング】スマホ完結・圧倒的コスパ・合格者多数約7万円忙しい20代、独学初心者
【LEC】老舗予備校、対面講義あり、答案添削が充実約30〜50万円フルタイムで学習できる人、手厚い指導が必要な人
【TAC】論文指導に強く、教材量が豊富約40〜60万円自主学習が得意な人、受験経験者
【独学(青本+過去問)】コスト最安・自由度が高いが非効率になりがち数千円〜超上級者、自分で計画を立てられる人

スタディングは、特にコスパと効率を両立したい20代受験生にはベストな選択肢と言えます。

より詳細な講座比較はこちらの記事をご参照ください。

3. 私がスタディングに決めた決定打

他の講座も検討した私が、最終的にスタディングを選んだ理由は「圧倒的な手軽さ」でした。

  • スマホひとつですぐに学習できる
  • 講義・テスト・条文がセットになっている
  • 月額制で途中からでも始めやすい

「難しそう」と感じていた弁理士試験も、“これならいけるかもしれない”と初めて思わせてくれたのがスタディングでした。

実際にそれを使い続けて合格できた今、「20代でのチャレンジに最適だった」と確信しています。

4. まずは無料講座から始めてみよう

もし、あなたが少しでも「やってみたい」と感じたなら、まずは無料の講座からスタートしてみてください

スタディングでは、無料の体験講座を公開しています。
実際の動画講義や問題演習をそのまま試すことができ、学習スタイルや自分との相性を確かめられます。

このようなニーズをすべて満たすのがスタディングだと、私は実体験から感じています。

【スタディング】受講者14万人突破!スマホで学べる人気のオンライン資格講座申込 (弁理士)

私が受けていたStudyingの弁理士講座について詳しく知りたい方は下記をご参照ください。

おわりに:20代で弁理士を目指すあなたへ

この記事では、20代で弁理士を目指すことのメリット・難しさ・現実・可能性についてできる限り詳しく書いてきました。

20代という若さは、何よりの武器です。
そして弁理士という資格は、使い方次第であなたの人生を大きく変えてくれます。

「今を変えたい」「専門性が欲しい」「将来に備えたい」
そんな気持ちが少しでもあるなら、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

私のように、普通の会社員でも、工夫次第で最短・最安で合格することは可能です。

あなたの挑戦を心から応援しています。

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