中小企業診断士に1年で合格できた方法を公開します!【独学体験談】

中小企業診断士

2021年11月から本格的に中小企業診断士の勉強を独学でスタートし、1年でストレート合格した青坂サカスです。独学で一発合格できた勉強法は【体験談】中小企業診断士に独学で一発合格した勉強法を完全公開!で公開しています。

現在は、サラリーマンとして会社に勤めながら兼業診断士として活動しています。


本記事の執筆者

青坂サカス(あおさか さかす)

通信講座のスタディング&独自の2次試験攻略法を用い、独学で中小企業診断士試験に挑戦。
育児と仕事、そして試験勉強の両立のため、学習の効率化にこだわり、一発合格を果たす。

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この記事では、中小企業診断士に1年で合格するための戦略と、実際に1年で合格できた勉強方法を紹介していきます。

勉強方法は別の記事でも詳しく説明しています。この記事では、1年で合格することをゴールとして、逆算して考えながら立てた戦略を紹介します。

中小企業診断士とは


まず、簡単に中小企業診断士とはどういう資格なのかを中小企業診断協会のHPを参考に確認してみましょう。

中小企業診断士の役割とは?

中小企業診断士は、まず企業の成長戦略の策定について専門的知識をもってアドバイスします。また、策定した成長戦略を実行するに当たって具体的な経営計画を立て、その実績やその後の経営環境の変化を踏まえた支援も行います。このため、中小企業診断士は、専門的知識の活用とともに、企業と行政、企業と金融機関等のパイプ役、中小企業への施策の適切な活用支援まで、幅広い活動に対応できるような知識や能力が求められています。


長いですが、要約すると、

・中小企業診断士は、企業の成長戦略を作成する。
・それに基づいて実行のサポートをする。
・場合によっては政府や金融機関と連携し、支援策を受けるサポートをする。

ということです。ただ、これはあくまで一般的な話で、実際は自分の専門に沿った提案・支援を行うことが多いです。例えばIT分野に詳しければシステムの導入サポートや、マーケティングの専門家であれば営業戦略の策定などです。


中小企業診断士は国家資格であり、「経営のスペシャリスト」と呼ばれています。

中小企業診断士合格率は5%前後


中小企業診断士は1次試験(マーク式)→2次試験(記述)→2次試験(口述)の3つの関門を突破する必要があります。その合格率は、なんと約5%前後…!

それぞれの試験の合格率はこの表のとおりです。

2018年2019年2020年2021年2022年
1次合格率23.5%30.2%42.5%36.4%28.9%
2次記述合格率18.8%18.3%18.4%18.3%18.7%
2次口述合格率99.9%99.7%99.9%99.7%99.6%
全体合格率4.4%5.5%7.8%6.6%5.4%
参考:中小企業診断士協会HP

ちなみに、2次口述試験は行けば受かる試験と言われており、実際の合格率もほぼ100%です。


ちなみに、1次試験はマーク式で絶対評価のため、合格率にばらつきがあります。極端に平均点が高い科目があると、その年の合格率も上がります。

一方で、2次試験(記述)は合格率のブレが少ないことから相対評価であることが分かります。点数が高い順に並べていって、上位20%弱が合格できるイメージです。


ストレート合格をするためには、1次試験の約20~30%の合格率の中に入り、かつ2次試験の約20%の合格率の中に入る必要があります。

必要な勉強時間は1000時間と言われていますが…

工夫すれば1年で合格できる


中小企業診断士試験に合格するためには1000時間が必要と言われています。1次試験の勉強が800時間、2次試験が200時間です。

1年365日で合格しようとすると、単純計算で1日3時間程度の勉強が必要になります。1日3時間の勉強を1年間継続させることはあまり現実的ではありませんよね。こう聞くと、1年間で合格するのはかなり難しい気がしてしまいます。

ですが、適した教材を選び、勉強方法を確立させることで必要な勉強時間は大幅に短縮できます。私は、1次試験の勉強は300時間程度、2次試験は100時間程度の勉強で合格できました。

すべての人が1年で合格できるとは言えません。ですが、事前のリサーチを十分に行い、適切な教材を選び、勉強方法を工夫することで1年で合格できる可能性は高まります


1年で合格するための方法【体験談】


詳しくはこちらの記事で紹介していますので、今回は概要を説明していきたいと思います。

1次試験概要と戦略


中小企業診断士の1次試験は、以下の7科目について、40点未満の科目が1つもなく、合計420点以上(各科目60点平均以上)で一次試験合格となります。

中小企業診断士1次試験 科目
  • 企業経営理論
  • 財務会計
  • 経済学
  • 運営管理
  • 経営法務
  • 情報システム
  • 中小企業政策

なんといっても科目数が多いのが特徴です。難易度が高いと言われる要因はここにありますが、実はそれぞれの教科はそれほど難しくはありません。

一般的に1次試験合格には800時間が必要と言われるので、各教科100時間ずつの勉強が必要ということになります。科目数が多いので、一つ勉強すると最初に勉強した科目を忘れていきます。そしてその復習をするとほかの科目を忘れていきます。このようにして勉強に時間がかかってしまいます。


そこで、おすすめの勉強方法が、科目によって勉強方法を変えるというものです。

実は、中小企業診断士の1次試験の7科目は、「2次試験でも使う科目」と「2次試験ではほぼ使わない科目」に分けることができます。また、「暗記科目」か「手を動かす科目」かでも分けられます

中小企業診断士1次試験科目の種類分け

僕は「じっくり学習科目(=2次試験でも使う科目 or 手を動かす必要がある科目)」と、「2次に使わない暗記科目」の2つに分けてそれぞれ勉強法を変えました。もちろん、前者はじっくりと時間をかけながら、後者はいかに勉強時間を少なくできるか考えました。

1年で合格するためのスケジュール


私は教材として、スピードテキストの参考書と、動画学習サービスのスタディングを活用しました。使用した教材や、勉強方法のまとめはこちらの記事で紹介しています。

中小企業診断士ストレート合格に向けた独学スケジュール

独学スケジュールと勉強時間の目安 ※()は勉強時間の目安
  • 学習スタート期(~5月):じっくり学習が必要な4科目の勉強(200時間)
  • 学習中盤(5月~6月):暗記3科目の勉強(50時間)
  • 仕上げ期(7月~試験2日前):7科目全部の過去問演習(50時間)

特にポイントなのが、仕上げ期に過去問演習を積みまくることです。

青坂サカス
青坂サカス

僕は仕上げ期には3年分の過去問を3周しました。点数ももちろん大事ですが、間違えた問題を重点的に復習することが一番重要です!


2次試験の勉強は1次試験終了後で間に合う


中小企業診断士は1次試験のウェイトが重いので、1次試験終了までは1次試験に注力しましょう。逆に、2次試験の勉強は1次試験合格後に開始しても十分間に合います。

2次試験の勉強方法については、こちらの記事で詳しく説明していますが、端的に言うと「過去問演習に限る」ということです。過去問を何度も何度も繰り返し解くことで、解答のパターンが見えてきます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。


「今日始める」が1年での合格への第一歩


この記事では、中小企業診断士に1年で合格するための戦略やスケジュールについて詳しく紹介してきました。中小企業診断士試験は確かに難関ですが、計画を立て、効率的に勉強できれば独学でも1年で十分合格することができます

もし本気で中小企業診断士に合格したいなら、下の記事で私が実際にストレートで合格できた勉強法を紹介していますので読んでみてください。800時間かかると言われている1次試験に、300時間の勉強で合格できたかなり効率がいい方法です。今すぐ行動することが合格への第一歩です!応援しています!

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