2021年11月から本格的に中小企業診断士の勉強を独学でスタートし、2022年の試験でストレート合格した青坂サカスです。独学で一発合格できた勉強法は【体験談】中小企業診断士に独学で一発合格した勉強法を完全公開!で公開しています。
この記事では、僕が令和4年度の2次試験に合格した際の再現答案を得点とともに完全公開しています。
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事例Ⅰ再現答案
問1.
A 社が株式会社化(法人化)する以前において、同社の強みと弱みを 100 字以内で分析せよ。
僕はふぞろいシリーズで勉強したので、網羅的に多角的な視点で回答を作ることにこだわりました!
問2.
A 社が新規就農者を獲得し定着させるために必要な施策について、中小企業診断士として 100 字以内で助言せよ。
問3.
A 社は大手中食業者とどのような取引関係を築いていくべきか、中小企業診断士として 100 字以内で助言せよ。
問4.
A 社の今後の戦略展開にあたって、以下の設問に答えよ。
(設問 1 )
A 社は今後の事業展開にあたり、どのような組織構造を構築すべきか、中小企業診断士として 50 字以内で助言せよ。
(設問 2 )
現経営者は、今後 5 年程度の期間で、後継者を中心とした組織体制にすることを検討している。その際、どのように権限委譲や人員配置を行っていくべきか、中小企業診断士として 100 字以内で助言せよ。
試験後は結構手ごたえがあり、60点はとれたな!と思っていましたが、結果は51点でした。おそらく問4の解答の方向性があまり良くなかったことが原因だと思います。
事例Ⅱ再現答案
問1.
B 社の現状について、 3 C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社)分析の観点から 150 字以内で述べよ。
最後のほうが文字数合わせのために詰め詰めになっていますが、これもふぞろい流の解答の延長上にある解答法だと思います。まずはキーワードを詰め込むことを優先して考え、助詞の省略や、「事」「為」などの漢字を活用することもテクニックの一つだと思います。
問2.
B 社は、X 県から「地元事業者と協業し、第一次産業を再活性化させ、県の社会経済活動の促進に力を貸してほしい」という依頼を受け、B 社の製造加工技術力を生かして新たな商品開発を行うことにした。商品コンセプトと販路を明確にして、100 字以内で助言せよ。
問3.
アフターコロナを見据えて、B 社は直営の食肉小売店の販売力強化を図りたいと考えている。どのような施策をとればよいか、顧客ターゲットと品揃えの観点から 100字以内で助言せよ。
問4.
B 社社長は、新規事業として、最終消費者へのオンライン販売チャネル開拓に乗り出すつもりである。ただし、コロナ禍で試した大手ネットショッピングモールでの自社単独の食肉販売がうまくいかなかった経験から、オンライン販売事業者との協業によって行うことを考えている。
中小企業診断士に相談したところ、B 社社長は日本政策金融公庫『消費者動向調査』(令和 4 年 1 月)を示された。これによると、家庭での食に関する家事で最も簡便化したい工程は「献立の考案」(29.4 %)、「調理」(19.8 %)、「後片付け」(18.2 %)、「食材の購入」(10.7 %)、「容器等のごみの処分」(8.5 %)、「盛り付け・配膳」(3.3 %)、「特にない」(10.3 %)とのことであった。
B 社はどのようなオンライン販売事業者と協業すべきか、また、この際、協業が長期的に成功するために B 社はどのような提案を行うべきか、150 字以内で助言せよ。
事例Ⅱが一番手ごたえがありました。特に問3と問4の解答はかなり良い線だと思っていました。結果は71点で、まずまずでした。
事例Ⅲ再現答案
問1.
2020 年以降今日までの外部経営環境の変化の中で、C 社の販売面、生産面の課題を 80 字以内で述べよ。
事例Ⅲは現場をイメージしづらく、一番苦手科目でしたが、生産性向上や技術承継の視点で回答を作りました。
問2.
C 社の主力製品であるプレス加工製品の新規受注では、新規引合いから量産製品初回納品まで長期化することがある。しかし、プレス加工製品では短納期生産が一般化している。C 社が新規受注の短納期化を図るための課題とその対応策を 120 字以内で述べよ。
問3.
C 社の販売先である業務用食器・什器卸売企業からの発注ロットサイズが減少している。また、検討しているホームセンター X 社の新規取引でも、 1 回の発注ロットサイズはさらに小ロットになる。このような顧客企業の発注方法の変化に対応すべきC 社の生産面の対応策を 120 字以内で述べよ。
問4.
C 社社長は、ホームセンター X 社との新規取引を契機として、生産業務の情報の交換と共有についてデジタル化を進め、生産業務のスピードアップを図りたいと考えている。C 社で優先すべきデジタル化の内容と、そのための社内活動はどのように進めるべきか、120 字以内で述べよ。
問5.
C 社社長が積極的に取り組みたいと考えているホームセンター X 社との新規取引に応えることは、C 社の今後の戦略にどのような可能性を持つのか、中小企業診断士として 100 字以内で助言せよ。
事例Ⅲはもともと苦手だったのと、問4のデジタル化についての問題が上手く解答できず、あまり手ごたえはありませんでした。結果として61点だったので、あきらめずに解答できたのが合否を分けたのかなと思います。
事例Ⅳ再現答案
省略
合格への近道はあきらめないこと
今回、実際に試験を受けて感じたのが「試験中にあきらめずに最後までもがいた人に合格が訪れる」ということです。
たった1点にこだわり貪欲に1点でも高得点を狙えるような解答を作ることで、結果的に合格が見えてくるのかなと思いました。
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