【体験談】弁理士試験の論文模試は受けるべき?TACとLEC徹底比較【令和3年度合格者が解説】

弁理士試験(論文、口述試験対策)

この記事は、令和3年度に1年10万円以下で弁理士試験に合格した現役企業内弁理士が実体験を元に書いています。

今回は、弁理士試験の「論文模試」について、
✅受けるべきか?
✅TACとLECどちらがいいか?
✅論文模試を受けるメリット
を詳しく解説します!

論文試験とは?【試験概要】

まず簡単に、弁理士試験の論文式筆記試験(必須科目)について整理します。(※特許庁HPより)

【試験科目】
  • 特許・実用新案法
  • 意匠法
  • 商標法
【試験時間】
  • 特許・実用新案:2時間
  • 意匠:1.5時間
  • 商標:1.5時間

※試験では弁理士試験用の法文集が貸与されます。

【科目合格基準】

・標準偏差により得点調整後、各科目の平均点が54点以上

・47点未満の科目が一つもないこと

論文試験の勉強方法については下記でご紹介しています。

TACとLEC、論文模試を実施しているのはこの2社だけ!

実は弁理士試験の論文模試を実施しているのは、TACとLECのみです。
それぞれの特徴を比較してみましょう。

LECの論文模試の特徴

高い的中率と豊富な実績

LECの模試は、長年のノウハウと最新の試験傾向を反映した問題を提供しており、高い的中率を誇ります。​実際に、過去の模試で出題された論点が本試験で出題された実績があります。

全国28箇所以上での実施と自宅受験の選択肢

LECの模試は、全国28箇所以上の会場で実施されており、受験生は自宅受験も選択可能です。​これにより、受験生の都合に合わせた受験が可能です。

精度の高い成績表と詳細なフィードバック

模試後には、「Score OnLine」を通じて、正解率や得点分布など、詳細な成績表が提供されます。​これにより、自分の実力や全国での位置づけを把握できます。

丁寧な採点とフィードバック

LECの模試は、丁寧な採点とフィードバックが特徴で、どの観点が不足していたか、どの方向に修正すればよいかが明確になります。​

TACの論文模試の特徴

的中率の高さと質の高い問題

TACの模試は、過去の本試験を徹底分析し、出題が予想される重要論点を網羅した問題を提供しています。​これにより、高い的中率を誇り、受験生からの信頼を得ています。

本試験同様のタイムテーブルと環境

模試は本試験と同じ時間割で実施され、実際の試験環境を再現しています。​これにより、受験生は本番さながらの緊張感を体験し、時間配分の練習が可能です。​

詳細な成績表と弱点分析

模試後には、個人成績表が提供され、自分の実力や弱点を客観的に把握できます。​これにより、今後の学習計画の立案が容易になります。​

解説講義のWeb配信

模試の解説講義がWebで配信されており、復習や理解の深化に役立ちます。

TACとLECで何が違うんだろう。

家でも受けられるみたいだけど、会場とどっちが良いんだろう。

弁理士試験の論文模試は、TACとLEC結局どっちがいいの?

結論から言うとあまり差はありません。どちらも歴史がある予備校ですし、ずっと傾向も研究されているので、大きな差はないと思います。

値段が少しTACの方が安いのと、論文試験ぎりぎりの時期までTACは模試を行っているというくらいの差です。

ただ、その年の論文模試の出題は大抵の受験者は抑えているという事実は理解した上で取り組む必要はあると思います。

【重要】論文模試は受けるべき?3つのメリット

論文模試は必ず受けるべきと私は考えます。
理由は以下の通り。

① 本番と同じ時間配分で練習できる

弁理士論文試験は、全問完答できない前提で作られています。
つまり、時間内に「どこまで効率よく、バランスよくまとめられるか」が勝負。

本番と同じ時間感覚を身体に叩き込むためにも、模試は重要です。

ポイント:時間切れでも焦らない感覚を養おう!

② 最新トレンドの予想問題に触れられる

各予備校は過去問研究を徹底しているため、予想問題の的中率が高いです。

また、例年の出題傾向やトレンドに合わせた問題構成になっているので、復習するだけでも大きな力になります。

特に最近は、短答レベルの知識を問う問題が論文試験にも出る傾向あり。
「PCT条約(特許協力条約)」関連など、重要分野は押さえておきましょう!

模試を受ける最大のメリットは、最新の予想問題を受けられるというところもあります。やっぱり各予備校は何十年も過去問研究してますから、毎年結構当たってますよね。そもそも最新の予想問題が当たる、当たらないは抜きにしても形式やトレンドは最新のものを取り入れていますね。

③ 本番に近い緊張感を味わえる

周囲には他の受験生。
試験開始前、教材を読み込む人たちの姿――この空気感こそ、本番に向けた最高の練習です。

本番さながらの緊張感を体験できるのは、会場受験一択です!

【体験談】私はこうして論文模試を受けました

ちなみに、私はTACで論文模試を受けました。
…が、寝坊して特許法を受け損ねました!(笑)

ただ、気持ちを切り替えて、新宿校に向かい、昼からの意匠・商標に集中しました。

ここで大事なのは、失敗しても前向きに行動を続けること。

私の高校時代の恩師が言っていた言葉、

「闘う楽観主義」

この精神が、長丁場の弁理士試験には本当に大切です。

結構僕はこの言葉大切にしてます。

弁理士試験本当に長期のマラソン勝負なので、気持ちの切り替えがとっても大事です。

落ち込む暇があったら、問題解いて、講義聞きましょ。

【注意】模試は早めに申込を!

短答試験が終わってから申込もうとすると、
人気の会場はもう満席になっていることが多いです。

早めに申込みだけ済ませておきましょう!

【おすすめ】論文模試用の法文集はこれ!

模試では法文集の貸与はありません。
自分で持ち込みが必要なので、
✅コンパクトで
✅本試験用と同じ順番
の法文集を購入しておきましょう!

論文用の法文集にはこちらを購入して持参されることをおススメ致します。

模試会場にいる人が去年の本番の貸与法文集を持っていて、少しビビった記憶があるなあ。

ちなみに法文集は模試では貸与してもらえないので自分で持っていこう。

まとめ|論文模試を活用して合格に近づこう!

  • TACとLECの論文模試は、どちらも質に大きな差はなし。
  • 模試は必ず「会場受験」すべき。
  • 時間配分、予想問題、緊張感の3つのメリットを最大活用しよう。
  • 多少の失敗は気にせず、前向きな気持ちを大切に!


たとえ寝坊しても、笑って勉強を続けたら、必ず道は開けます。
一緒に合格を勝ち取りましょう!

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