【体験談】サラリーマンが中小企業診断士を取る5つのメリット

中小企業診断士

2021年11月から本格的に中小企業診断士の勉強を独学でスタートし、2022年の試験でストレート合格したサラリーマンの青坂サカスです。独学で一発合格できた勉強法は【体験談】中小企業診断士に独学で一発合格した勉強法を完全公開!で公開しています。

現在は、サラリーマンとして会社に勤めながら兼業診断士として活動しています。


本記事の執筆者

青坂サカス(あおさか さかす)

通信講座のスタディング&独自の2次試験攻略法を用い、独学で中小企業診断士試験に挑戦。
育児と仕事、そして試験勉強の両立のため、学習の効率化にこだわり、一発合格を果たす。

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この記事では、サラリーマンが中小企業診断士を取得するメリットを紹介していきます。

僕は会社に勤めながら中小企業診断士の試験に合格し、免許を取得しました。試験合格からまだ数年しか経っていませんが、ものすごいメリットを感じています。そんな体験談を踏まえて、サラリーマンが中小企業診断士を取得するメリットを紹介していきます!

中小企業診断士とは


まず、簡単に中小企業診断士とはどういう資格なのかを中小企業診断協会のHPを参考に確認してみましょう。

中小企業診断士の役割とは?

中小企業診断士は、まず企業の成長戦略の策定について専門的知識をもってアドバイスします。また、策定した成長戦略を実行するに当たって具体的な経営計画を立て、その実績やその後の経営環境の変化を踏まえた支援も行います。このため、中小企業診断士は、専門的知識の活用とともに、企業と行政、企業と金融機関等のパイプ役、中小企業への施策の適切な活用支援まで、幅広い活動に対応できるような知識や能力が求められています。


長いですが、要約すると、

・中小企業診断士は、企業の成長戦略を作成する。
・それに基づいて実行のサポートをする。
・場合によっては政府や金融機関と連携し、支援策を受けるサポートをする。

ということです。ただ、これはあくまで一般的な話で、実際は自分の専門に沿った提案・支援を行うことが多いです。例えばIT分野に詳しければシステムの導入サポートや、マーケティングの専門家であれば営業戦略の策定などです。


中小企業診断士は国家資格であり、「経営のスペシャリスト」と呼ばれています。


サラリーマンが中小企業診断士を取得するメリット【体験談】


中小企業診断士試験に合格してからまだ2,3年しか経っていませんが、それでもかなりのメリットを享受してきました。私が「中小企業診断士を取得してよかったなぁ」と思えた瞬間を紹介します。

サラリーマン中小企業診断士が実際に感じたメリットですので、参考になると思います!


希望通りのキャリアパスを歩める可能性が上がる

サラリーマンにとって、自分が希望する部署で経験を重ね、思い描いたキャリアパスを歩めるかどうか、これは非常に重要なことです。

中小企業診断士を取得すると、希望のキャリアパスを歩める可能性が上がります。なぜかというと、それだけ中小企業診断士の資格はネームバリューもあり、高いビジネススキルを所有していることの裏付けになるからです。


実際、私は何年も希望していた部署異動が、中小企業診断士取得ですぐに叶いました。こんなにすんなり異動ができると知っていればもっと早く挑戦したのに。。とも思いましたが、何はともあれ希望部署に異動することができて本当にうれしかったです。

私は、中小企業診断士を取得するまでの10年弱はずっと営業マンとして勤務していました。ですが、自分には営業としての適性はないと感じ、また、データ分析などが好きだったので自分の実力をもっと発揮できる部署が他にあると思っていました。ですが、なかなか部署異動の希望は叶えられず、もどかしい毎日を送っていました。

地方の営業だったこともあり、自分の成果がいまいち経営陣に伝わらないことにとても焦っていました。そこで、考え方を変え、異動が出来ないのは、アピールの仕方が間違っているからだと思い、努力と知識の証明に繋がる「中小企業診断士」資格に挑戦しました。


中小企業診断士は難関国家資格ということもあり、勉強は大変でした。一般的に800時間の勉強時間が必要といわれており、1年で合格するためには毎日2時間以上勉強をしなければなりません

ですが、しっかりと戦略を立て、300時間の勉強時間で合格できる勉強方法を確立しました。その勉強方法も紹介したいですが、話が逸れてしまうのでこちらの記事【体験談】中小企業診断士に独学で一発合格した勉強法を完全公開!を参考にしてください。

中小企業診断士の試験に合格したあと、異動希望を出しました。すると、すんなり第一希望の経営管理部に異動することができ、国家資格の威力を知りました。


このように、中小企業診断士の資格を取ることで、サラリーマンにとっては非常に重要な「希望のキャリアパスを歩める」可能性が上がります。


勉強の過程で高いレベルのビジネス知識が身に付く

サラリーマンが身に付けたほうが良い知識は、一言では言い表せないほど幅広いです。特に出世を目指すサラリーマンは、様々な知識を身に付ける必要があります。

ですが、勉強をしなきゃいけないと思いつつも、何から勉強していいかわからないというサラリーマンも多いです。私がまさにそうでした。

高いレベルで仕事をするために勉強しなければいけないことは沢山あると思いながらも、何から手を付けていいかわからない。。そんな状態でした。


私と同じ悩みを抱えている方は、いち早く中小企業診断士の勉強を始めることをお勧めします。


中小企業診断士の試験に挑戦すると、企業経営理論からマーケティング論、法務や経済学など、高いレベルのビジネスマンが持っておきたい知識を体系的に学ぶことが出来ます

中小企業診断士の一次試験はこの7科目です。財務会計や経済学などの理系科目から、企業経営理論(マーケティングを含む)や経営法務などの経営に関する科目、そしてITまで幅広く学習できます。

中小企業診断士1次試験 科目
  • 企業経営理論
  • 財務・会計
  • 運営管理
  • 経済学・経済政策
  • 経営法務
  • 経営情報システム
  • 中小企業経営・中小企業政策

特に出世を目指すサラリーマンは、中小企業診断士での勉強内容が頭に入っていると、数少ないチャンスを生かすことができます。

もちろん、勉強は大変ですが、工夫すれば隙間時間で効率よく勉強をすることが出来ます。おすすめの勉強方法を知りたい方はこちらの記事【体験談】中小企業診断士に独学で一発合格した勉強法を完全公開!を参考にしてください。


周りの人に一目置かれ、仕事が進めやすくなる

サラリーマンとして、一番悔しくもどかしいのが、「若いから」という理由だけで得意先や社内の偉い人から舐められることではないでしょうか。スタートの時点で舐められてしまうと、仕事がスムーズに進められません。

中小企業診断士の資格は、「スタートから舐められる」という最悪の状況を取り除いてくれ、働きやすい人間関係を作り出してくれます。


中小企業診断士レベルの難関国家資格を持っていると、噂が広まり、自分からは伝えてない人もなぜか知っているということがよく起きます。このことについては賛否両論あるかと思いますが、私の場合は社内の偉い人から信頼を勝ち取ることにつながったので、かなりのメリットだと感じました。

具体的に言うと、現在経営管理部として働いていると、他の部署の方と業務をする機会が多いです。あるプロジェクトで、ほかの部署の部長級の方と業務をすることになった際、その方が私が中小企業診断士であることをご存じだったということがありました。「青坂サカス君は中小企業診断士と聞いたから頼もしいよ」と言われ、プロジェクトが非常に推進しやすかったです。

私の役職は主任で、下っ端の下っ端なのですが、中小企業診断士のおかげで部長級の方からも信頼され、レベルの高いビジネスのお話ができるようになったというのがとてもうれしかったです。


昇格・昇進につながる


これまで見てきたメリットが全部つながると、昇格・昇進しやすくなる環境が整います。

自分の理想のキャリアパスで、高いビジネス知識を持ちながら働くことができ、周りの人から一目置かれながら、協力的な仲間たちと仕事が進められる。これで昇格・昇進につながらないわけがありません。


会社によっては、中小企業診断士の資格を持っているだけで会社の昇格・昇進につながるったということもあります。実は、私の会社の先輩がその恩恵を受けています。

その先輩は40歳で中小企業診断士の資格を取得しました。そして、その2年後、管理職に昇進しています。その先輩の同期の中でもかなり早い昇進で、「中小企業診断士を取得したからではないか」と本人も言っていました。

中小企業診断士は「経営のスペシャリスト」のため、資格を持っていると会社で昇格・昇進のチャンスが増えます。会社側としても、経営に関する広い知識を持っている人を管理職以上に就かせたいというのは当たり前だと思います。


副業で稼げる=お小遣いアップ!

そして、中小企業診断士の資格を取ると、副業で稼ぐこともできます。

中小企業診断士資格を所有している人は、独立している人と会社勤めの人の割合が半分ずつという特徴があります。つまり、会社勤めの人でも副業で稼げる仕組みが整っているということです。

企業の診断(コンサル)は平日に行うことが多く、副業としては少しハードルが高いですが、プロジェクトを選べば休日のみの稼働の案件もあります。また、補助金の申請などの業務は完全リモートでできますので、平日夜の隙間時間に作業することが可能です。

ちなみに私も副業として中小企業の経営戦略・マーケティングに携わっており、月に8時間くらいの稼働で5万円のお給料をいただいています。


副業は自分のお小遣いにもできるからモチベーションが上がりますね。

でも、副業禁止の会社にお勤めの方は注意してください!


また、会社によって資格手当が出るところもあります。これもお小遣いアップに一役買いそうですね。


ここでは大きく5点挙げましたが、ほかにも様々なメリットがあると思います。そして、すべてに共通して言えるのが「早めにとったほうがメリットをたくさん享受できる」ということです。

ただし、中小企業診断士に必要な勉強時間は約800時間といわれ、一般的な勉強方法だとかなり時間がかかってしまいます。


サラリーマンが診断士を取得するデメリットは「時間がかかる」


中小企業診断士資格は幅広い知識を必要とするため、取得に勉強はかなり時間がかかります。これが唯一のデメリットといえるかもしれません。


中小企業診断士は800時間もの勉強が必要といわれています。毎日2時間勉強しても1年以上かかる計算です。サラリーマンはただでさえ時間がありません。その中で自己啓発の時間を作り出すのは大きなハードルとなります。

しかし、勉強方法を工夫すれば勉強時間はかなり短縮できます。
僕は約300時間ほどの勉強で1次試験に一発合格できました。1日1時間勉強すれば1年で合格できる計算です。また、通勤時間などの隙間時間で学習できる方法のため、毎日隙間時間が1時間以上ある人には本当にお勧めの方法です。


こちらの記事では、その勉強方法や、過去問の効率的な使い方などを詳しく紹介していますので興味があればご覧ください。


中小企業診断士の唯一のデメリットが勉強に時間がかかることだと思います。ただし、一度取得してしまうとメリットを感じる機会が多く、頑張って勉強して本当によかったなと思います。


診断士取得には「効率的な勉強法」が鍵


ここまでサラリーマンが中小企業診断士を取得することのメリットとデメリットを見てきました。メリットはたくさんあるものの、デメリットである「勉強時間」を解決するのが難しい方が多いと思います。

もし少しでも中小企業診断士への興味があれば、効率的な勉強方法を検索してみることをお勧めします。ネットには様々な勉強方法があり、とても参考になります。


僕は30代ですが、試験勉強中に子供が産まれ、育児と仕事と勉強の3足のわらじを履いていました。とても大変でしたが、効率的な勉強方法を確立できていたので、努力が実を結びました。


もし本気で中小企業診断士に合格したいなら、私が実際にストレートで合格できた勉強法を紹介していますので読んでみてください。800時間かかると言われている1次試験に、300時間の勉強で合格できたかなり効率がいい方法です。今すぐ行動することが合格への第一歩です!応援しています!

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