弁理士試験の論文模試は受けるべき?一発合格の現役弁理士が教えます。

弁理士試験(論文、口述試験対策)

この記事は、令和3年度に1年10万円以下で弁理士試験に合格した現役企業内弁理士が実体験を元に書いています。

弁理士試験の論文模試は結構なお値段しますよね。

弁理士試験合格のために受けた方が良いのでしょうか?受けるとしたらLEC?それともTAC?

まずは論文試験の概要について説明いたします。(特許庁ホームページより)

論文式筆記試験(必須科目)について

試験科目及び出題数
  • 特許・実用新案に関する法令
  • 意匠に関する法令
  • 商標に関する法令
試験時間
  • 特許・実用新案:2時間
  • 意匠:1.5時間
  • 商標:1.5時間
法文の貸与

試験の際、弁理士試験用法文を貸与する。

科目合格基準

標準偏差による調整後の各科目の得点の平均(配点比率を勘案して計算)が、54点を基準として口述試験を適正に行う視点から工業所有権審議会が相当と認めた得点以上であること。ただし、47点未満の得点の科目が一つもないこと。

採点格差の調整

必須科目における採点格差の調整は、標準偏差により行う。

弁理士試験の論文試験模試を実施している予備校はLECとTACのみ。

まず、弁理士試験の模擬試験を実施している予備校はTACとLECしかありません。その上で上記2社の比較をしていきます。

LECの短答模擬試験
  • 本試験問題とLEC模試問題の高い的中率
  • 全国38箇所以上の大規模実施!自宅受験も可能
  • 成績表はScore OnLine(スコアオンライン)」を利用しWeb上で閲覧
TACの短答模擬試験の特徴
  • ズバリ的中続出!良質な本試験予想問題を出題!
  • 自宅、会場受験選択
  • 成績表で自分の実力・弱点が把握できる!
  • 解説講義(Web配信)で復習も万全!
  • 本試験同様のタイムテーブルでシミュレーションできる!

TACとLECで何が違うんだろう。

家でも受けられるみたいだけど、会場とどっちが良いんだろう。

弁理士試験の論文模試は、TACとLEC結局どっちがいいの?

結論から言うとあまり差はありません。どちらも歴史がある予備校ですし、ずっと傾向も研究されているので、大きな差はないと思います。

値段が少しTACの方が安いのと、論文試験ぎりぎりの時期までTACは模試を行っているというくらいの差です。

弁理士試験の論文模試を受けるメリットとは?

本番と同じ時間配分で試験を受けられる。

論文模試を受けるの目的は基本的に、短答と同じですが、なんといっても時間配分ですね。

弁理士の論文試験は差をつけるためにも時間は、全部解けないような時間に設定されてると私は考えます。

何度も繰り返し言ってますが、大事なのは、与えられた時間でどれだけコスパ良くバランスよく答案を書くかです。

そうです。コスパです。時には条文番号で済ませたり、箇条書きで済ませたりそういったものを駆使して、なんとかまとめ上げるのです。合格者も完答で来ている人なんてそうそういません。

最新の予想問題で試験を受けられる。

模試を受けるもう一つのメリットは、最新の予想問題を受けられるというところもあります。やっぱり各予備校は何十年も過去問研究してますから、毎年結構当たってますよね。そもそも最新の予想問題が当たる、当たらないは抜きにしても形式やトレンドは最新のものを取り入れていますね。

模試の問題は、受けた後も何回も復習しますからそういった意味では、本番出る確率の高い問題を受けられるというのはメリットです。

ちなみに最近は短答レベルの知識が問われるような条文の箇所と紐づける問題多いですよね。PCT関係は要チェックです。それに模試の問題は高く売れます

本番に近い形式、緊張感で受けられる。

受験生が周りにいますからね。緊張感とか他の人が試験前に持ってる教材とか見て色んな事を感じるはずです。ぜひぜひ本番の形式に慣れておきましょう。となると圧倒的に会場で受けるべきですね。

論文用の法文集にはこちらを購入して持参されることをおススメ致します。

コンパクトかつ本番の法文集と同じ順番で記載されています。

模試会場にいる人が去年の本番の貸与法文集を持っていて、少しビビった記憶があるなあ。

ちなみに法文集は模試では貸与してもらえないので自分で持っていこう。

ちなみに弁理士試験の論文模試も私はTACで受けました。

理由は申し込むのが遅すぎてTACしか会場受験の試験日程が空いてなかったからです。

短答受かってからじゃ遅いので、論文模試早めに申し込みましょうね。

ちなみに私はTACの論文試験模試に午前寝坊して特許法を受けられませんでした笑

ちょっと萎えましたけど、私はちゃんと講座イヤホンで聞きながらTAC新宿校に向かい、昼からのテストに向けてカフェで勉強しましたよ笑

前向きに行きましょうね、どんな時も。

私の高校時代の先生が座右の銘にしてたのが、闘う楽観主義という言葉でした。

結構僕はこの言葉大切にしてます。

弁理士試験本当に長期のマラソン勝負なので、気持ちの切り替えがとっても大事です。

落ち込む暇があったら、問題解いて、講義聞きましょ。

最後にまとめ

・論文試験の模擬試験はTACとLECの大きな差は無し。

・模試は会場受験で必ず受けるべき。

・メリットは、①本番と同じ時間配分で試験を受けられること、②最新の予想問題で試験を受けられること、③本番に近い形式、緊張感で受けられること。

・模試に寝坊しても前向きな強い気持ちで行きましょう。

coffee

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