人生が変わる。中小企業診断士に挑戦してよかった【体験談】

中小企業診断士

2021年11月から本格的に中小企業診断士の勉強を独学でスタートし、2022年の試験でストレート合格したサラリーマンの青坂サカスです。独学で一発合格できた勉強法は【体験談】中小企業診断士に独学で一発合格した勉強法を完全公開!で公開しています。

現在は、サラリーマンとして会社に勤めながら兼業診断士として活動しています。


本記事の執筆者

青坂サカス(あおさか さかす)

通信講座のスタディング&独自の2次試験攻略法を用い、独学で中小企業診断士試験に挑戦。
育児と仕事、そして試験勉強の両立のため、学習の効率化にこだわり、一発合格を果たす。

≫執筆者情報


中小企業診断士の資格は、1次試験に合格するだけでも人生が変わるかもしれません。それが僕と友人自身の実体験から言えることです。

この記事では、中小企業診断士の勉強がきっかけで、人生が変わった2人の実体験を紹介します。


中小企業診断士受験のきっかけ

きっかけは「不安」と「不満」そして「怒り」


中小企業診断士は難関国家資格と言われ、生半可な気持ちでは合格できません。

受験勉強の期間も長く、何度も挫けそうになることでしょう。私は何度も投げ出したくなりました。その度に、自分の受験のきっかけを思い出し、心を燃やしました。

私の受験のきっかけは「不安」と「不満」、そして「怒り」です。


私は、中小企業診断士を取得するまでの10年弱はずっと営業マンとして勤務していました。ですが、自分には営業としての適性はないと感じ、また、データ分析などが好きだったので自分の実力をもっと発揮できる部署が他にあると思っていました。ですが、なかなか部署異動の希望は叶えられず、もどかしい毎日を送っていました。

こんな状況に「なんで希望通りに異動させてくれないんだ」という不満と、「このまま希望しないキャリアパスだったらどうしよう」という不安を抱えていました。

そして、こともあろうか、自分より仕事が出来ないにも関わらず、偉い人の懐に入るのが上手な後輩が私より早く昇格したのです。あのときの怒りは忘れることが出来ません。


そんな不安や不満、そして怒りがきっかけとなり人生を変えるために国家資格に挑戦しようと考えました。考え方を変え、異動が出来ないのは、アピールの仕方が間違っているからだと思ったのです。

今考えれば、後輩が先に出世したのは、私より営業に特性があったからだと思っています。ですが、当時は理不尽に感じ、怒りが収まりませんでした。ですが、そのおかげで途中で諦めることなく中小企業診断士試験を乗り切れました!


経営のスペシャリスト「中小企業診断士」


そこで選んだのが中小企業診断士の資格になります。

中小企業診断協会のHPには、中小企業診断士の業務はこのように説明されていました。

 中小企業診断士の業務は、中小企業支援法で「経営の診断及び経営に関する助言」とされています。
 「現状分析を踏まえた企業の成長戦略のアドバイス」が主な業務ですが、その知識と能力を活かして幅広く活躍しています。

https://www.j-smeca.jp/contents/002_c_shindanshiseido/001_what_shindanshi.html

つまり、中小企業診断士の業務内容は、企業の現状と理想とのギャップを、自分の知識と能力で埋めていく、まさに「経営そのもの」です。営業では味わえないような視座の高い仕事になります。

もちろん、営業は営業で素晴らしい仕事ですが、自分には経営に携わる仕事のほうが合っている気がしました。


【体験談】中小企業診断士合格で人生は変わる


中小企業診断士の資格は、難関といわれる国家資格です。合格するのはもちろん簡単ではありませんが、だからこそ価値があります。個人差はあると思いますが、中小企業診断士合格は、人生を良い方向へ変えるインパクトがあると思います。

私は、中小企業診断士試験に合格してからまだ2,3年しか経っていませんが、それでもかなり人生が変わりました。人生がどう変わったのか紹介していきます。


数年希望していた部署異動が叶った

サラリーマンにとって、自分が希望する部署で経験を重ね、思い描いたキャリアパスを歩めるかどうか、これは非常に重要なことです。


私は上述した通り、決して希望通りとは言えないキャリアパスを歩んでいました。部署異動を希望しても全く叶わない、そんな人生を歩んでいました。

ですが、なんと中小企業診断士に合格した翌年には希望通り「経営管理部」へ異動となりました。

こんなにすんなり異動ができると知っていればもっと早く挑戦したのに。。とも思いましたが、何はともあれ希望部署に異動することができて本当にうれしかったです。

現在は経営管理部で、とてもイキイキと仕事が出来ています。自分が希望する仕事ができることはこんなにも幸せなのか、と日々の幸せを嚙み締めつつ働いています。


とはいうものの、中小企業診断士は難関国家資格ということもあり、勉強は大変でした。一般的に800時間の勉強時間が必要といわれており、1年で合格するためには毎日2時間以上勉強をしなければなりません

ですが、しっかりと戦略を立て、300時間の勉強時間で合格できる勉強方法を確立しました。その勉強方法も紹介したいですが、話が逸れてしまうのでこちらの記事【体験談】中小企業診断士に独学で一発合格した勉強法を完全公開!を参考にしてください。


このように、中小企業診断士の資格を取ったことで、人生が大きく好転しました。


周りの人に一目置かれ、仕事が進めやすくなった

また、希望した部署に異動できただけではなく、日々の仕事がとても進めやすくなりました。


というのも、サラリーマンとして、一番悔しくもどかしいのが、「若いから」という理由だけで得意先や社内の偉い人から舐められることだと思います。スタートの時点で舐められてしまうと、仕事がスムーズに進められません。

営業の時は、社外の偉い人に舐められており、とても悔しく仕事も進めづらかったです。


ですが、現在では「スタートから舐められる」という最悪の状況に陥ることはほぼありません。

中小企業診断士レベルの難関国家資格を持っていると、噂が広まり、自分からは伝えてない人もなぜか知っているということがよく起きます。このことについては賛否両論あるかと思います。ですが、私の場合は社内の偉い人から信頼を勝ち取ることにつながったので、とても大きなメリットに感じています。

具体的に言うと、現在経営管理部として働いていると、他の部署の方と業務をする機会が多いです。あるプロジェクトで、ほかの部署の部長級の方と業務をすることになった際、その方が私が中小企業診断士であることをご存じだったということがありました。「青坂サカス君は中小企業診断士と聞いたから頼もしいよ」と言われ、プロジェクトが非常に推進しやすかったです。

私の役職は主任で、下っ端の下っ端なのですが、中小企業診断士のおかげで部長級の方からも信頼され、レベルの高いビジネスのお話ができるようになったということで人生が変わりました。


昇格・昇進につながった


中小企業診断士に合格するということは、高いビジネス知識を有するということです。

それに加え、自分の理想のキャリアパスで、周りの人から一目置かれながら、協力的な仲間たちと仕事が進められる。これで昇格・昇進につながらないわけがありません。


実際、全く評価されなかった営業の時とは打って変わり、ありがたいことに部署内でかなり評価していただいています。現在の役職から昇格するには通常5年必要なのですが、最短の2年で昇格できるという話も舞い込んできています。

営業の時からしてみると考えられないことですが、中小企業診断士に合格したことで人生が変わった一つの事例だと思います。


副業で稼げる=お小遣いアップ!

そして、中小企業診断士の資格を取ると、副業で稼ぐこともできます。

中小企業診断士資格を所有している人は、独立している人と会社勤めの人の割合が半分ずつという特徴があります。つまり、会社勤めの人でも副業で稼げる仕組みが整っているということです。

企業の診断(コンサル)は平日に行うことが多く、副業としては少しハードルが高いですが、プロジェクトを選べば休日のみの稼働の案件もあります。また、補助金の申請などの業務は完全リモートでできますので、平日夜の隙間時間に作業することが可能です。

私も副業として中小企業の経営戦略・マーケティングに携わっており、月に8時間くらいの稼働で5万円のお給料をいただいています。資格があるだけでかなり割のいい副業が出来ます。


副業は自分のお小遣いにもできるからモチベーションが上がりますね。

でも、副業禁止の会社にお勤めの方は注意してください!


ここまで見てきたように、中小企業診断士合格で大きく人生が変わりました。あくまで私の体験談ですので、皆さんにも当てはまるかわかりませんが、中小企業診断士の威力の凄まじさが伝わったかと思います。

ただし、その威力が最大限発揮されるのは、難関国家資格である「中小企業診断士」に合格が出来てからです。

合格のために必要な勉強時間は約800時間といわれ、1年で合格するためには毎日2時間以上勉強をしなければなりません。ですが、しっかりと戦略を立て、約300時間の勉強時間で合格できる勉強方法を確立しました。その勉強方法も紹介したいですが、話が逸れてしまうのでこちらの記事【体験談】中小企業診断士に独学で一発合格した勉強法を完全公開!を参考にしてください。


実は合格しなくても人生は変わる【友人体験談】


僕と同じく、やりたくない営業職を8年間続けているという大学の同期も、同じ不満を持っていました。友人も経営の仕事に就きたいと言っていたので、その友人と一緒に試験を受けることにしていました。

1次試験に不合格の友人も異動できた

友人の結果は、残念ながら1次試験で不合格


ですが、なんとその次の人事異動で「経営企画」のポジションに異動が決まりました。

偶然でしょうか?違います。実は中小企業診断士は1次試験に不合格になってもある資格が取れます。その資格で会社にアピールすることで、友人は希望をかなえました。


1次試験不合格でも取れる資格


中小企業診断士の1次試験は、2日間で7科目も受験しなければいけないハードスケジュールです。1次試験に不合格でも、60点以上取れている科目は「科目合格」となります。

中小企業診断士1次試験 科目
  • (1日目)企業経営理論
  • (1日目)財務・会計
  • (1日目)運営管理
  • (1日目)経済学・経済政策
  • (2日目)経営法務
  • (2日目)経営情報システム
  • (2日目)中小企業経営・中小企業政策

友人はこの7科目のうち、1日目の4科目で科目合格となりました。

そうすると、以下の資格を取ったことになります

中小企業診断士1次試験 科目
  • ▲▲年度中小企業支援科目合格者(企業経営理論)
  • ▲▲年度中小企業支援科目合格者(財務・会計)
  • ▲▲年度中小企業支援科目合格者(運営管理)
  • ▲▲年度中小企業支援科目合格者(経済学・経済政策)

中小企業庁HPにもこのような記載があります。

中小企業庁としましては、上記7つの科目の一部でも科目合格することは、その当該科目の知識を修得していると評価されるべきと考えております。
そのため、今後、履歴書の資格欄などに記載する場合には、第一次試験合格者(科目合格者含む)の方は、下記のように記載下さい。

https://www.chusho.meti.go.jp/shindanshi/2021/210420_02shindanshi.html

友人はこの資格をアピールすることで希望をかなえ、人生を変えました


今から勉強する行動力が人生を変える第一歩

ここまで、僕と友人が中小企業診断士試験にチャレンジし、人生を変えた体験談を紹介してきました。


もし、あなたが自分の人生を変えたいと思っているなら、中小企業診断士資格を取得することを検討してみてはいかがでしょうか。あなたの能力を証明し、新しいキャリアにステップアップするチャンスです。


特に、1次試験に科目合格するだけでも人生が良い方向に変わります。努力次第で誰でもできます。

もし、本気で合格したいなら、独学で合格した勉強方法を公開しているのでこちらの記事も参考にしてください。

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