独学で中小企業診断士は無理な人がやりがちな失敗5選

中小企業診断士

こんにちは。

独学で中小企業診断士に挑戦し、2022年1次試験を一発で全科目合格した青坂サカスです。(2次試験は結果待ちです。)

ちなみに僕の自己採点結果はこんな感じでした。

  • 企業経営理論:66点
  • 財務会計  :68点
  • 経済学   :78点
  • 運営管理  :75点
  • 経営法務  :68点
  • 情報システム:64点
  • 中小企業政策:67点

僕の詳しい自己紹介や勉強法・スケジュール管理についてはコチラの記事で紹介しています。【体験談】独学で合格できた勉強法まとめ|中小企業診断士受験ブログ

本記事では、中小企業診断士を独学で受験する人で、合格できない人がやりがちな失敗を5つ紹介しています

これから独学を始めようとしている人やもうすでに始めている人は、来年の試験に向けて紹介するような失敗をしないようにしましょう!

全ての教科を完璧にしようとする

まず1つ目のあるあるな失敗が「すべての教科を完璧にしようとする」です。

ご存知だと思いますが、中小企業診断士の1次試験の合格基準は、40点未満の教科がなく、7教科合計420点(平均60点)以上をとることです。

つまりすべての教科で100点を取る必要はありません。

そして、中小企業診断士試験の一番のハードルが受験する教科数が7科目もあることです。

ですので、その全ての教科を完璧にしようとすると圧倒的に時間が足りません。完璧にするまでひとつの教科の勉強しかやらないと、前に勉強した他の教科について忘れてしまいます。

そして、一度勉強した教科を忘れると、二回目に勉強するやる気が出ないというのもあるあるです。

なので、すべての教科を完璧にしようとするのはやめましょう。

そして7教科のうち、得意な教科・不得意な教科を把握し、それぞれの教科の目標点数を決めましょう。目標点数が高い教科とそうでない教科でメリハリをつけて学習していくことが独学で合格するためのポイントです。

目標点を合格基準ギリギリに設定する

次のあるあるな失敗が「合格基準ギリギリの目標点を設定する」です。

不得意な教科は40点を目指し、得意な教科で70点や80点をとり、合計で420点ギリギリを目指すという目標を設定している人も多いです。

ですが、不得意な教科で40点を目標にすることや全体で420点ピッタリを目標にすることは絶対にやめましょう。

試験当日には、得意科目が難化するかもしれないし、苦手科目が簡単かもしれません。

「得点源にしてた経済学で撃沈した…」「捨ててた法務が簡単だったらしいからもっと勉強したらよかった…」という結果論をTwitterなどでよく見かけます。

目標点数が低い教科は、おのずと勉強時間も短くなりますし、勉強がおろそかになりがちです。そのせいで、易化したのに点数を取り損ねる場合もあります。

ですので、当日の難易度のばらつきも加味しながら、余裕のある目標設定をしましょう。

ちなみに僕は企業経営60財務会計70経済学75運営管理60法務55情報70中小50の合計440点を目標にしていました。

得意な教科に重心を置きすぎる

次のあるあるな失敗が「得意な教科に重心を置きすぎる」です。

7教科もあると得意な教科や不得意な教科があって当然です。平均点合格のためには、極端な例で言うと4教科が40点で、残り3教科が90点でも合計430点で合格可能です。

ですが、実際は80点以上取るのは至難の業です。

なぜなら、1問当たりの配点が3~5点なので、4問間違えただけで80点になってしまう教科もあります。そして、ほとんどの科目で捨て問が2つ3つあるのが一般的ですので、70点から90点に20点プラスするための労力はえげつないです。

一方で、40点の教科を60点に20点プラスするのは、平均的な問題を解けるようになればいいので、こちらの方が労力はかかりません。

ですので、得意科目に頼りすぎず、苦手科目でも最低50点以上は取れるように勉強することが大事です。

過去問演習をしない

次のあるあるな失敗が「過去問の演習をしない」です。

過去問演習を続けることで、次のようなメリットがあります。

  • 試験に出やすそうな論点がわかる
  • 必要な論点を幅広く復習することができる
  • 試験当日にどれくらい疲れるかわかる
  • (1日に複数教科を解くことで)集中力や体力がつく
  • 試験当日に途中退席するかどうかの計画が立てられる

特に、試験に出やすい論点を幅広く効率的に復習できるのがメリットです。

中小企業診断士は試験科目が多く、無計画に復習していくと1教科に時間がかかりすぎて一度勉強した他の教科を忘れてしまいます。

そのようなことがないように、過去問演習を積み上げ、すべての教科を満遍なく効率的に復習していきましょう。

試験直前に追い込みをしない

最後のあるあるな失敗が「試験直前に追い込みをしない」です。

独学で合格できない人に良くあるのが、今まで勉強してきたことに満足してしまい、試験前日の勉強をおろそかにしてしまうことです。

中小企業診断士1次試験の7科目のうち、3~4科目は暗記科目と言っても差支えありません。

特に2次試験に使わない暗記科目は、極端に言うと一夜漬け(=試験が終わったらすぐ忘れる)でも試験には合格できます。

ですので、試験前日や1日目の暗記科目は一度テキストにぱーっと目を通すなどして追い込みをするのが非常に重要です。それをするだけで1問2問正解数が上がることもあり。そうすると点数的には1教科で6~10点上がるので、合格がかなり近づきます。

僕は前日に追い込みをしたのはもちろん、途中退席をして次の教科の追い込みをしました。

僕はスタディングという動画学習を使っていたので、途中退席をして暗記科目の苦手箇所を1.75倍速で流し見しました。ちなみにスタディングのメリットはスタディングで中小企業診断士講座を受講するデメリット5選で紹介しています。

また、1日目の試験終了後に2日目3科目の過去問を1年分解くなど最後の最後まで詰め込みました。

独学で中小企業診断士合格は無理じゃない!!

ここまで、独学で合格が無理な人のやりがちな失敗5選を見てきました。

予備校に通うよりも、独学での合格のほうがもちろんハードルは高いです。ですが、計画を立て、地道に努力していけば必ず合格できます。

今回紹介した失敗5選を反面教師として、そうならないように頑張っていきましょう!

僕の詳しい自己紹介や勉強法・スケジュール管理についてはコチラの記事で紹介しています。【体験談】独学で合格できた勉強法まとめ|中小企業診断士受験ブログ

興味があればご覧ください!

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