独学で中小企業診断士1次に合格した勉強法と勉強時間を大公開!

中小企業診断士

2021年11月から本格的に中小企業診断士の勉強を独学でスタートし、2022年1次試験でストレートで全科目合格を達成した青坂サカスです。2次試験も独学でなんとか一発合格できました!

1次・2次の勉強法の全体図は【体験談】中小企業診断士に独学で一発合格した勉強法を完全公開!で解説していますが、この記事では、1次試験の勉強法をかなり詳しく公開しています。

青坂サカス
青坂サカス

この記事を読めば、独学での中小企業診断士1次試験合格に近づけると思います!

本記事の執筆者

青坂サカス(あおさか さかす)

通信講座のスタディング&独自の2次試験攻略法を用い、独学で中小企業診断士試験に挑戦。
育児と仕事、そして試験勉強の両立のため、学習の効率化にこだわり、一発合格を果たす。

≫執筆者情報

これから独学で勉強を始める方にとっては有益な情報だと思うので是非読んでみてくださいね~!

中小企業診断士1次概要と必要な勉強時間

中小企業診断士は、「日本版MBA」とも呼ばれ、民間の経営コンサルティング唯一の国家資格です。令和4年度の1次試験合格率は28.9%と、しっかり勉強できれば3人に1人は受かる計算になります。

中小企業診断士の1次試験は以下の7科目です。

中小企業診断士1次試験 科目
  • 企業経営理論
  • 財務会計
  • 経済学
  • 運営管理
  • 経営法務
  • 情報システム
  • 中小企業政策

この7科目について、40点未満の科目がなく、合計420点以上(各科目60点平均以上)で一次試験合格となります。

また、合計が420点以下でも、60点以上獲得できた科目は「科目合格」となり、翌年と翌々年のその科目の試験を免除にできたりします

1次試験に必要な勉強時間は800時間ほどと言われています。7科目なので1科目平均100時間ちょっと勉強することで合格が見えてきます。

また、2次試験には200時間ほど必要と言われ、1次と2次の合計で1000時間ほど勉強すれば合格できると言われています。

独学で1次試験に合格した勉強時間と使った教材

勉強時間と1次試験の結果

800時間の勉強が必要と言われている中小企業診断士1次試験ですが、僕は半分以下の300時間ほどの独学で合格することができました。インプットと復習に200時間強、過去問演習に50時間強というイメージです。

ちなみに、各教科の点数はこんな感じでした。

  • 企業経営理論:66点
  • 財務会計  :68点
  • 経済学   :78点
  • 運営管理  :75点
  • 経営法務  :68点
  • 情報システム:64点
  • 中小企業政策:67点

全ての科目で60点以上取れているので「全科目合格」となりました。独学で全科目合格できた勉強法をこれから公開していきます。

通常よりも短い勉強時間で全科目合格できたのは偶然ではありません。事前にしっかりとリサーチし、勉強法を確立できたからこその結果です。

青坂サカス
青坂サカス

リサーチと勉強法の確立にはかなり時間をかけました。この記事ではその勉強法を完全公開しています。皆さんの役に立ちますように!

独学に使った教材は2種類

1次試験の勉強に使ったテキストは2つです。

実際に使っていたTAC スピードテキスト

一つが、超王道のテキスト「TAC スピードテキスト」シリーズです。※ただし、後述しますが全科目は使っていません

二つ目がスタディングです。

スタディングは下の画像のように、オンラインで動画学習ができるアプリです。画像の通り、動画は古臭い感じがしますが、実はかなりおすすめです。

スタディング(https://studying.jp/)

しかもスタディングには過去問や問題集もついているプランがあるので、僕は問題演習も全てスタディングで行いました。※動画視聴はスマホ、問題演習はiPadかパソコンがおすすめです。

スタディングの評判は【体験談】スタディング中小企業診断士の評判まとめで詳しく紹介しています。

スタディングは、うまく活用できればかなり効率的に学習できます。僕のスタディングの活用方法は【1次試験一発合格】スタディングでの勉強方法公開|中小企業診断士で詳しく紹介しています。

青坂サカス
青坂サカス

スタディングを知っていた人も知らなかった人も、検討する価値はかなり大きいので選択肢に入れるのをおすすめします。

もともと紙派だった僕も、動画学習を取り入れたことにより効率的に勉強でき、通常よりもかなり短い勉強時間で合格できました。

【体験談】独学で一発合格できた勉強法とスケジュール

1次試験の勉強を効率的に行うにはコツがあります。それが、科目によって勉強方法を変えるというものです。

実は、中小企業診断士の1次試験の7科目は、「2次試験でも使う科目」と「2次試験ではほぼ使わない科目」に分けることができます。また、「暗記科目」か「手を動かす科目」かでも分けられます

中小企業診断士1次試験科目の種類分け

僕は「じっくり学習科目(=2次試験でも使う科目・手を動かす必要がある科目)」と、「2次に使わない暗記科目」の2つに分けてそれぞれ勉強法を変えました。もちろん、前者はじっくりと時間をかけながら、後者はいかに勉強時間を少なくできるか考えました。

独学のスケジュール管理と勉強時間の目安

中小企業診断士ストレート合格に向けた独学スケジュール

独学スケジュールと勉強時間の目安 ※()は勉強時間の目安
  • 学習スタート期(~5月):じっくり学習が必要な4科目の勉強(200時間)
  • 学習中盤(5月~6月):暗記3科目の勉強(50時間)
  • 仕上げ期(7月~試験2日前):7科目全部の過去問演習(50時間)

特にポイントなのが、2日目の暗記科目3兄弟に無駄な時間をかけないことと、仕上げ期に過去問演習を積みまくることです。

青坂サカス
青坂サカス

僕は仕上げ期には3年分の過去問を3周しました。点数ももちろん大事ですが、間違えた問題を重点的に復習することが一番重要です!

ただし、中小企業政策については1年前のみの過去問演習で問題ないです。理由は、コロナなどの影響で中小企業の置かれている状況が目まぐるしく変わっているからです。
ですので昔の問題を解くと、現在の状況とかけ離れていおり、かえって混乱してしまうので注意しましょう。

「じっくり学習科目」の勉強法と勉強時間

「企業経営理論」「財務会計」「経済学」「運営管理」の4科目が「じっくり学習科目」で、時間をかけて重点的に学習しました。勉強時間としては200時間弱、1日1時間を6か月ほど続けるイメージです。

じっくり学習科目の勉強方法
  1. 4科目の中で一番興味がある科目①を選ぶ
  2. 科目①のスピードテキストを一通り読破
  3. 次に興味がある科目②を選ぶ
  4. ②のスピードテキストを読破しながら、飽きたらスタディングで①を復習
  5. 次に興味がある科目③を選ぶ  …
独学での勉強方法

上の図のように、まずスピードテキストを一通り読みました。その際の注意点は、完璧に覚えようとしないことです。この後何度も復習することになりますので、覚えることよりも全体に目を通すことが重要です。

1科目目のテキストが終わったら、次の科目のテキストに移ります。2科目目勉強中の空き時間に、1科目目の内容を忘れないように復習します。

この復習が非常に大事です。なぜなら中小企業診断士1次は科目数が多く、一度学習しても次の科目の学習中に忘れてしまう可能性がかなり高いからです。

ですので、復習は必須です。ですが、テキストでの復習だと時間も手間もかかり、次の科目の学習が進みません。そんなときにとても便利だったのが「スタディング」での動画学習です。

スタディングのオンライン講座はスマホで視聴可能なので、学習を始めるハードルがかなり下がります。また、論点が非常に整理されており、倍速再生も可能で効率的で、スキマ時間も有効に活用できます。

青坂サカス
青坂サカス

通勤時間はもちろん、一人の食事の時間や美容院の待ち時間などで、何週も聞き流して復習しました。

ここまで復習の機会を取ることができたのはスタディングのおかげだと思います。特に、本業や育児などでまとまった時間が取れない人は試してみる価値ありです。興味がある方は無料登録で体験してみてください。

30秒で登録完了できます!

「2次に使わない暗記科目」の勉強法と勉強時間

「経営法務」「情報システム」「中小企業政策」の3科目に関しては2次試験と直接的な関りがない暗記科目になります。

この3科目の勉強方法は6月頃からスタディングの繰り返し視聴のみで全科目合格が出来ています。また、スタディングの視聴時間は合計で42時間ほどなので、かなり効率的に勉強できました。

特に経営法務と中小企業政策は、試験に出やすい論点に絞った講座になっており、テキストよりわかりやすく効率的でした。なので、テキストは全く使用しませんでした。(念のためテキストは購入していたのでもったいなかったです…泣)

なので、これから勉強を始める方は、この3科目のテキストは買う必要がないと思います。もし必要になった場合、そのタイミングで買えばいいです。

この3科目は苦手にしている人も多いと思いますが、スタディングは短時間で合格点が取れる救世主です。僕も、この科目に合格できたことだけでもスタディングの費用の元を取れた気がしています

特に、「中小企業政策」は毎年問題の傾向が異なり、勉強が難しい科目で苦手な人も多いと思います。スタディングはその年の中小企業白書の重要な箇所をピックアップしてくれているので、必要論点をかなり効率的に勉強できるので本当におすすめです。

スタディングの「合格模試」は必須

直前期に過去問演習をすることになりますが、過去問をある程度解いた後、スタディングの「合格模試」の受験をおすすめします

合格模試とは、スタディングが作成した予想問題のようなもので、現在の自分の実力を測ることができます。

僕の場合は1日目科目と2日目科目に分け、実際の試験時間に合わせて演習しました。中小企業政策と法務のみ得点が伸びずに焦りましたが、スタディングのオンライン講座を重点的に回すことで対策しました。

ちなみに、スタディングの合格模試は、スタディングに登録していれば合格模試プランの単品を4000円くらいで購入できます。

ちなみに、こちらの記事スタディングのおすすめコースは?このコースを選んだら損!|中小企業診断士でスタディングを受講する場合のおすすめコースを紹介しています。

試験前日と1日目の勉強法

試験前日は有給をとり、最後の仕上げに時間を使いました

特に1日目科目の過去問と復習に時間を充て、早い時間に就寝しました。前日に欲張りすぎると疲れてしまいます。試験も長丁場なので、体調を整えることに全力を尽くしましょう!

そして、1日目の試験が終わった後は、2日目科目の過去問を1年分だけ解きました

試験の後で体も疲れていましたが、暗記3兄弟については直前に詰め込むことが高得点への近道なので、「明日でひとまず終わるんだ」と言い聞かせて最後踏ん張りました。

青坂サカス
青坂サカス

ちなみに、僕は1日目の試験終了後に1日目科目の自己採点をしました。これは人によってやるやらないを決めたほうが良いと思います。

ただし、自己採点で結果が良くても翌日の過去問演習は絶対にやるようにしましょう

中小企業診断士1次試験に独学で合格するための勉強法

ここまで、僕が実際に行ってきた独学の勉強方法を紹介してきました。紹介した方法で勉強していけば、独学での1次試験一発合格も夢ではありません。

復習に力を入れなければいけない中小企業診断士1次だからこそ、効率的な復習が可能なスタディングは独学に必須のアイテムだと思います。

紙派の人も多いと思いますが、まずは無料講座で体験してみてください。

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